ガジュツ(がじゅつ)
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ガジュツ
●亜熱帯地方に育成するショウガ科の多年草植物で、根茎を薬用にします。
●原産地はインドやヒマラヤですが、現在栽培されているのはインド、中国南部、スリランカ、東インド諸島、また日本では屋久島、奄美大島、沖縄などです。
●カジュツは日本薬局方に記載されている生薬です。
●生薬として用いる場合:カジュツの根茎から根を取り除き、乾燥し、粉末にします。この粉末に独特の香りと苦みがあります。同じガジュツであっても産地により少しづつ有効成分の含有量がことなります。特に屋久島産ガジュツが、成分的に優れた特徴をもっているといわれています。
●成分はシネオール、カンファー、セスキテルペン類などの精油成分、樹脂、デンプン、糖質などです。この他フラボン系の配糖体、ウコンにも含まれるクルクミンなども含まれています。
●ガジュツの主な成分と薬効:
・シネオール:胃を丈夫にする働きの他に、殺菌・防腐作用もあります。
・カンファー:神経の興奮作用と強心作用があります。
・セスキテルペン類:局所刺激作用の他に、腸内にたまったガスを排出したり、抗菌作用や胆石の溶解、肝臓を活発にする働きなどがあります。
・アズレン:口内炎、胃・十二指腸潰瘍などの治療薬として使われ、炎症や潰瘍を治したり胃液の分泌を抑えたりします。
●4月から5月に種芋を植え付けると、夏には紫色の美しい花が咲きます。茎は50センチから1メートルほどに成長しますが、なかには2メートルほどになるものもあります。
翌年の2〜5月までにその根茎をとりいれます。根茎の形はショウガに似て、直径2.5〜4センチ、長さは4〜6センチです。灰褐色の表面からヒゲ状の根が何本もでています。
■カジュツ

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