●割合に体力があって、肩や頸部にこりや緊張感のある方で、冷えと痛みが加わって苦しむ時に用い、肩こり、上半身の神経痛、五十肩などに応用します。
●葛根加朮附湯もほぼ同様の効能をもつ祛風湿・散寒・利水の麻黄と散寒の桂皮・生姜によって冷え・むくみ・疼痛を改善し、止痙の白芍・葛根・大棗・炙甘草で鎮けいします。葛根は血管拡張作用をもち、血行促進の補助となります。
●以上のように、この方剤は主として冷え・痛み・しびれに用いて、特に寒冷によって増強する場合に有効です。鎮痛剤としてもかなりの効果をもつので、他剤に配合するとよいです。
●葛根湯をより寒証向き、湿証向き、疼痛向きに直したもので、葛根湯を用いたいような方のリウマチや神経痛に使用します。
体の熱や腫れ、あるいは痛みのある方。中耳炎・湿疹の方。
寒痺証/経絡の中寒
肩こり、肩胛部の神経痛、上半身の関節リウマチ、五十肩、四十肩、筋肉痛、四肢の麻痺、疼痛、筋肉リューマチ、フルンケル、カルブンケル、リンパ腺炎、中耳炎、蓄膿症、発疹性疾患、湿疹、潰瘍。
●頭痛。
●肩こり、項背部のこり痛み。
●発熱、悪寒。
●疼痛、麻痺。
●化膿。
●分泌。
(source)
西暦1760年 江戸時代 『吉益東洞経験方』 吉益東洞 古方派。吉益 東洞 (よします とうどう)(1702年3月3日 - 1773年11月9日))は、安芸国山口町(現在の広島市中区橋本町付近)出身の漢方医で、古方派を代表する医であり、日本近代医学中興の祖である。→処方使用期間:247年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k2138 | 0.8g×180包(20日~60日分) | 8,424円(税込) |
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次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
【中薬大分類】解表剤…発汗、解肌、透疹等をうながして、初期の感冒等表証に対処する方剤です。主に外感病の初期に使用します。
【中薬中分類】辛温解表剤…温めながら解表(体内表面の邪気を除く)する方剤です。風寒表証(表寒)に用います。
表寒実(ひょうかんじつ) …証(体質・症状)が、表証(急性)、寒証(悪寒)、実証(体力中くらい以上)、湿証の方に適応します。
【気血津・臓腑証】
朮附湯:祛風湿・散寒・止痛(寒痺)…祛風湿の蒼朮と散寒・止痛の附子からなり、血管拡張・血行促進によって冷えを改善し鎮痛するほか、利水の効能によりむくみ・浮腫を除きます。
【証(病機)】寒痺(かんぴ)
祛風湿・散寒・止痛
・去風化湿法(きょうふうけしつほう)…風湿の邪を発散させたり、動かして除き頭痛、関節痛、だるさ、微熱などを治す治療法です。
・散寒(さんかん)…寒さの邪気を追い出すことです。
・止痛(しつう)…痛みを止めることです。
【葛根加朮附湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈首と両わきの痛みが2週間で快癒〉 会社員のTさん(52歳・男性)は、自家用車で帰宅途中、対抗車に時速30キロで追突されてしまいました。漢方を扱う整形外科を受診したところ、首と両わきに痛みがあることから、検査の結果、むち打ち症と診断されました。 Tさんは、がっちりした体格の実証タイプで、事故にあってからすぐの急性期だったこともあって、葛根加朮附湯と桂枝茯苓丸の合方を処方されました。 気と血の流れを阻害しない方がよいという判断からカラーは装着しませんでしたが、漢方薬を服用して2週間ほどで症状は治まりました。 ・現代病名:むち打ち症 |
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組成成分 |
桂枝湯から桂枝加朮附湯をつくったように、葛根湯に蒼朮と附子を加えて、葛根加朮附湯として用いることがあります。
葛根湯をより寒証向き、湿証向き、疼痛向きに直したもので、葛根湯を用いたいような方のリウマチや神経痛に用います。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
●葛根湯に白朮と附子を加えたものです。
●葛根湯と同様に、急性疾患だけでなく、慢性疾患にも用います。