女性の薬。疲れやすく、イライラし手足が冷える方
血の道症、月経不順、産後の体力低下
産後の衰弱、血の道症、月経不順、骨盤内鬱血症候群、貧血症、痔疾患、体力低下、自律神経失調症、乳汁分泌不足
1.産後の子宮復古不全、骨盤うっ血、産後精神不安定、産褥抑うつ(流産後抑うつを含む)など、産後の諸症状。
2.月経困難症、生理不順などの月経異常、月経前症候群。
3.慢性膀胱炎を繰返すもの。
4.変形性膝関節症で下肢に血管が浮き出ていたり静脈瘤のあるもの。
5.Buerger病、閉塞性動脈硬化症。
6.下肢湿疹で静脈瘤・細絡の目立つもの。
●破泄の性質があって動血し堕胎しやすいので、月経過多や妊婦には禁忌です。産後の方には聖薬(産後の回復のための良薬)です。
●女性
●疲れやすく、イライラし、手足が冷える人
(source)
西暦1575年 明時代 『古今医鑑』 龍信 →処方使用期間:432年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1228 | (EK-230)2.0g×42包(2週間分) | 2,607円(税込) | ||
k1229 | (EK-230)2.0g×294包(14週間分) | 17,305円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…4.58 g ●一日分価格(税込)…170円
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証(症状・体質)判定を望む方は
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※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
【中薬大分類】理血剤…血の運行を調節する方剤です。理血薬を主体にして血分を調理し、血分の病変を改善する方剤です。
【中薬中分類】活血化瘀剤…滞った血(瘀血)を流す方剤です。蓄血・血瘀による疼痛・腫脹・腫瘤・半身不随・月経痛・無月経あるいは産後の悪露停滞・化膿症初期・狂躁などのさまざまな病変に使用します。
裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)、血虚(血流不足・貧血症状)、気滞(抑鬱(うつ)・不安)の方に適応します。
【気血津・臓腑証】
血虚の気滞血瘀(けっきょのきたいけつお)…虚弱者に対する全面的な活血化瘀剤として非常に有効、便利な方剤です。特に「産後」の体力消耗時に悪露の排出を促進する目的で使用されています。産後に発生する疾患(精神異常・腰痛・リウマチ・起立不能)を予防・治療するのに大変有効です。
【証(病機)】気滞血瘀兼気血両虚(きたいけつおけんきけつりょうきょ)
● > 女性の使用が多い方剤です。
活血化瘀・補血・理気健脾・利水
・活血化オ()…
・理気(りき)…理気:気の流れを良くすることです。気(氣)を正常に巡らせ機能を回復する治療法です。
・補血(ほけつ)…血を補うことです。=益血、養血。
・利水(りすい)…腎を温めて、脾を健全にすることです。尿や発汗のことです。水気を下行させて通利することです。利尿、導尿がそれです。薬物では猪苓・沢瀉・通草などにその作用があります。
本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●産後の子宮復古不全、骨盤うっ血、産後精神不安定、産褥抑うつ(流産後抑うつを含む)など、産後の諸症状。
●月経困難症、生理不順などの月経異常、月経前症候群。
●慢性膀胱炎を繰返すもの。
●変形性膝関節症で下肢に血管が浮き出ていたり静脈瘤のあるもの。
●Buerger病、閉塞性動脈硬化症。
●下肢湿疹で静脈瘤・細絡の目立つもの。
【芎帰調血飲の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈重い精神症状が快癒〉 Yさん(32歳)は、産婦人科を退院後、無気力な様子で育児もせず、ただ部屋の隅に座りこんでいました。産婦人科では心療内科の受診を勧められましたが、何かが違うと感じたYさんの夫は漢方研究医に相談することにしました。Yさんは目もうつろで、医師の質問にも答えません。腹診をすると、産後1カ月とは思えないほど力のない軟らかなおなかで、子宮復古不全が認められました。 芎帰調血飲を煎じ薬で処方されたYさんは、1週間後には自力歩行ができるようになり、1ヵ月後には育児もできるようになりました。4ヵ月後には完治と認められ、服用を中止しました。 ・現代病名:無気力 |
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組成成分各生薬の詳細説明にリンクします。 |
1.牡丹皮・益母草・当帰・川芎は血管拡張により血行を促進し、鬱血を除き凝血や血腫を吸収排泄する(活血化瘀)。牡丹皮は子宮粘膜を充血させ、益母草は子宮の収縮と緊張を強め、川芎は妊娠子宮には抑制的に働くが、子宮筋には収縮を促進します。この効果によって子宮収縮を強め悪露を排出させます。
2.熟地黄・当帰は滋養強壮作用により卵巣・子宮や全身を栄養・滋潤します(補血)。
3.白朮・茯苓は消化吸収を強めます(健脚)。
4.香附子・陳皮・烏薬は蠕動促進によって消化吸収を補助します(埋気健脾)。
5.大鷹・甘草(灸甘草)は諸薬の調和に働きます。
6.白朮・茯苓・益母草は消化管内や組織中の水分を血中に吸収し、利尿により浮腫(むくみ)を消退させ、泥状便を正常化します(利水消腫・止瀉)。
7.生姜は体を温め血行を促進します(温中散寒)。
8.香附子・烏薬は鎮痛に働く(行気止痛)。
(補足)
本方は、産後の気血虚損と凝血残留に対し、理気健脾しながら、補血・活血・祛瘀することによって病態を改善します。産後の調整剤として創案されましたが、必ずしも産後に限定する必要はなく、血瘀に気血両虚を伴う病態であれば使用してよいです。
当帰・川芎・熟地黄は四物湯から芍薬を去ったもの、白朮・茯苓・甘草・生姜・大棗は四君子湯から人参を去ったものです。四君子湯に陳皮・半夏が加われば六君子湯ですが、ここには陳皮だけが入っています。
その上に、理気作用・月経調整作用と鎮痛作用のある香附子・理気作用と鎮痛作用のある烏薬、駆瘀血作用と活血作用のある益母草、駆瘀血作用と消炎作用のある牡丹皮の加わったものが芎帰調血飲です。
四物湯は補血剤、四君子湯は補気剤で、この方剤では芍薬・人参を欠いているだけ、血虚・気虚を治す力は弱くなっていますが、その代りに駆瘀血作用と気をめぐらす作用(陳皮・香附子・烏薬)ならびに鎮痛作用は強化されており、貧血性(血虚)で、体力なく元気のない(気虚)神経質者の瘀血を除き、気をめぐらす良方剤です。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
左の写真は当帰の花です。 |