●多発性関節リウマチまたは筋肉リウマチ。ただし寒証で、汗かきでない、やや慢性化したもの。
重苦しく痛む関節痛、筋肉痛の方
湿脾(腫脹・痺れ(しびれ)・疼痛を呈する関節炎)
関節痛、筋肉痛、腰痛症、慢性関節リウマチ、筋肉リウマチ、漿液性関節炎、結核性関節炎
四肢や躯幹の痺れ痛み、重だるい・運動障害・冷え・軽度の浮腫・舌苔は白~白膩・脈は滑などの症候(寒湿痺・着痺)。
関節リウマチ・肩関節周囲炎・頸肩腕症候群・腰痛症・神経痛・筋肉痛・変形性関節症など。
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●関節の腫脹疼痛、熱感
●四肢疼痛、運動障害
●経過は慢性
(source)
西暦1500年 明時代 『明医指掌』 皇甫中 10巻。《傷寒活人指掌図》にならって、歌賦と論述とを結合させた形で編成している。1巻は病機2~7巻は内科雑病、8巻は五官、外科病証、9巻は婦人科、10巻は小児科病証を記している。→処方使用期間:507年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1232 | (EK-52)2.0g×42包(2週間分) | 2,278円(税込) | ||
k1230 | (KB-52)3.0g×28包(2週間分) | 2,278円(税込) | ||
k1231 | (KB-52)3.0g×168包(12週間分) | 13,121円(税込) | ||
k1233 | (EK-52)2.0g×294包(14週間分) | 16,210円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1788 | (EKT-52)252錠(2週間分) | 2,180円(税込) | ||
k1789 | (EKT-52)1764錠(14週間分) | 15,114円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…4.60 g ●一日分価格(税込)…142円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0663 | 42包(2週間分) | 3,275円(税込) | ||
k0791 | 189包(63日分) | 13,132円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…5.00 g ●一日分価格(税込)…224円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0358 | 180錠 | 4,644円(税込) |
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。 電話、Fax、Eメールで承ります。 弁証論治しましょう。 |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1729 | 2.5g×252包(84日分) | 15,311円(税込) |
【カゴに入れる↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに商品が1個入ります。
複数個お買い上げの場合は数量を入力して、【カゴに入れる↓】ボタンをクリックして下さい。
別の商品の【カゴに入れる↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに別の商品が追加されます。
このご注文からSSL(セキュリティ機能)を使用しますので、あなたの情報は安全に守られます。
の使用ができるようになりました。
電話注文 » | FAX注文 » | メール注文 » | 直接来店 » |
証(症状・体質)判定を望む方は
証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
【中薬大分類】祛湿剤…停滞した水液(湿)を除去する方剤です。
【中薬中分類】祛風勝湿剤…風湿による肢体の痛みを治す方剤です。
表寒実(ひょうかんじつ) …証(体質・症状)が、表証(やや慢性化)、寒証(冷え)、実証(比較的体力充実)、湿証(水分停滞)の方に適応します。
【証(病機)】風湿痺兼血虚(ふうしつひけんけっきょ)
通陽利水・活血止痙
・血虚(けっきょ)…体を栄養する血が不足した状態です。貧血などで栄養成分が不足した状態です。顔色不良、口舌が淡白、爪・毛髪につやがない、ふらつき、視力減退などがあります。
・湿痺(しつび)…体内の余分な水分が原因で起きた手足のしびれのことです。
・活血(かっけつ)…血の流れを良くすることです。
・清熱(せいねつ)…熱をさますことです。身体の内部の熱を冷ますことです。体表の熱の場合は解熱といいます。
・利水(りすい)…腎を温めて、脾を健全にすることです。尿や発汗のことです。水気を下行させて通利することです。利尿、導尿がそれです。薬物では猪苓・沢瀉・通草などにその作用があります。
本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●ある程度の体力があり、胃腸も丈夫である。
●手足の諸関節や筋肉が痛む。その痛みや熱が各所に移動する(関節リウマチ)。
●患部に腫れや張り、熱感、落痛がある。または、しびれて鈍感になっている。
●屈伸が困難である。
●亜急性(急性と慢性の中間)、または'慢性の炎症である。
●冷え症である。または冷える場所に長時間いることが多い。
【薏苡仁湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈肩から背中にかけての痛みが改善〉 Tさん(45歳・男性)はプログラマーです。ストレスがたまる仕事の上、徹夜も多く、運動不足と睡眠不足が続いていました。肩から背中にかけて慢性的な痛みがあり、貼り薬などを使っていたのですが、なかなか治りませんでした。知人に漢方を扱う医師を紹介されたTさんは、早速、その医師を訪ねました。 背中が張ってくると熱い感じがすることを告げると、薏苡仁湯が処方され、また体を動かすことも進言されました。半月ほど服用し、生活も見直すようにしたところ、背中の痛みはなくなったそうです。 ・現代病名:肩・背中痛 |
|
〈関節リウマチ〉 筋骨質のがっちりした体格の60歳の男子。約一年余り前から、四肢の関節に痛みを覚えるようになった。 現在左右の膝関節が主として痛んでいるが、左の方の痛みが強い。数日前、左の膝関節に注射をしてもらったら、その部がひどく腫れて、かえって痛むようになった。たまに足の外くるぶしのあたりに痛みのくることがあるという。 脈は浮いていて、緊張がよく、腹部の筋肉も弾力があり、腹直筋はやや緊張している。これに薏苡仁湯加桃仁・防已各3.0を15日分与えたが、これをのんで1キロぐらい歩いたが少しも痛まず、ほとんど治った。 ・現代病名:関節リウマチ |
|
〈漿液性関節炎とリウマチ〉 33歳の主婦。初診は昭和39年3月である。約一年前に右の腓腸筋に惨痛が起こり、神経痛といわれ治療をうけた。項背部にいつも湿疹ができていて痒く、アレルギー性体質だといわれたことがある。 その後1ヵ月ぐらいすると、右の膝関節が腫れて痛み、水がたまったので今回も水をとった。このときは単なる関節炎であるといわれた。すると2ヵ月後には左の膝関節が腫れてきて、ここからも水をとった。そのうちに左右の腕関節にも腫れと痛みが来るようになった。多発性関節リウマチだということで、副腎皮質ホルモン剤をのんだ。すると盆状に顔が腫れたばかりでなく、顔色が黒くなってきた。 なかなかよくならないので、12月に入院して加療に努めたが、思わしくなかったという。 栄養は中等度で、顔色は腫れていて赤い。脈は浮でやや数、舌白苔がある。腹力は普通で、とくに圧痛や苦満も痞硬もない。 そこで副腎皮質ホルモン剤を中止させ、薏苡仁湯を与えると、10日の服用で約3割ぐらい楽になったという。皮質ホルモン剤で痛みを止めていたものを中止させて漢方薬だけにすると、たいていは一時ものすごい痛みが起こり、症状が強くなるものであるが、この患者の場合は、中止しても反動が起きずに、順調に好転し、一カ月目には8割方よくなったとよろこび、二ヵ月後には9割どおり治りましたと感謝され、前後六ヵ月間の服薬で全治した。 ・現代病名:漿液性関節炎とリウマチ |
|
〈リウマチ〉 36歳の婦人、独身の勤務者。ニカ月前より右栂指の関節から腫れと痛みが始まり、強直を起こし、それから全身の関節に波及した。この患者もいままで全身に湿疹が出ていて、アレルギー性体質だといわれていた。副腎皮質ホルモンの治療をうけていたが、これ以上続けない方がよいといわれ、痛みを耐えているという。 栄養は比較的よい方で、顔色も普通、脈は沈んでいる。舌苔はない。腹部は軟かで力はあり特記すべきものがない。現在は右栂指関節が腫れて強直を起こしているのと、疲れると全身の関節が痛みだすということで、勤務はがまんしながら続けている。 この患者には薏苡仁湯を与えた。そして加工附子の末0.5グラムを2回ずつ兼用させた。すると10日後には痛みを忘れ、一カ月後には栂指の強直が治って動くようになり、従来の主治医であった大学の医師は驚いて、何か薬をのんだのかとたずねたので、漢方薬のことを話すと、自分もかねて漢方を研究してみたいと思っていたと、率直にその効果をほめてくれたという。ちょうど半年間続けて全治廃薬した。 ・現代病名:リウマチ |
|
〈リウマチと下肢麻痺に与えて体質一変〉 60歳の婦人。初診は昭和39年6月9日であった。水ぶくれの肥満型で顔色は普通。主訴は二年前から両脚がガクガクになって力が抜け、立っているとシビレて足が棒のようになる。ツ、不ってもわからない。便所へ行って立ち上がる時が大変な騒ぎである。階段や坂道の上下など、とても一人ではできない。駅の階段で必ず人手をかりることで有名になっていた。 脈は強く、血圧は180ぐらい、心臓が肥大している。食思、便通は変わりがなく、腹部はひどく膨満している。 薏苡仁湯を与えたが、これを20日分飲むと、二年聞悩んでいた足のシビレ感や棒のようになるのが治り、膝に力がついてきた。さらに20日分のむと、駅の階段も一人で平気で上下できるようになって、近所の人や友人の間で大評判となった。足をツネると感覚があるのに驚いた。血圧も130/80となり、自由に歩くことができるようになった。 半年間服用すると、いままで70キロもあり、太って困っていたのに50キロに痩せ、身体が軽く自由になった。 婦人で水ぶくれの肥満体質で、足がシビレて棒のようになり、長く立っていられないというようなのには、防已黄老白湯がよく用いられる。あるいは八味丸や痿証方なども考えられる。しかし私は、薏苡仁湯を選んだ。 ・現代病名:リウマチと下肢麻痺 |
|
組成成分 |
1.麻黄・桂皮・当帰は、表在血管を拡張して血行を促進し、体を温め痛みを軽減する(通陽・活血)。
2.薏苡仁・白朮は、組織中の水分を血中に吸収して利尿により除き、浮腫を消退させる(利水)。麻黄・桂皮も利尿作用によりこれを補助する。また、筋のけいれんや痺れ痛みを緩解する(去風湿)。
3.当帰・芍薬は、滋養強壮作用により神経・筋肉を栄養し、機能を改善する(補血)。また、鎮痙・鎮静により、関節や筋のこわばりを緩解する(止痙)。甘草(炙甘草)は鎮痙作用によりこれを補助する。
4.●苡仁・白朮・桂皮は、消化吸収を促進する。
(補足)
本方は、血行促進・浮腫消退・鎮痙などの作用により、痺れ痛みを改善するものである。
麻黄湯から杏仁を除いて、当帰以下を加えたものです。
麻黄湯は温性の発表剤ですが、これに蒼尤・薏苡仁という湿を除く薬物、芍薬という鎮痛薬、血液循環をよくする当帰が加えられて、やや慢性化して貧血傾向のあるリウマチ向きの方剤につくり上げられています。リウマチは漢方では風湿と言い、関節に水がたまって痛い病気とされていますが、この方剤はまさに風湿用の方剤です。
小青竜湯の場合と同じく、ここでも潤性薬たる杏仁は除かれています。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
●関節や筋肉の腫れや痛みを取る |
●スポーツをやめた後の「ひざ痛」も解消 |
左の写真は当帰の花です。 |
病症症状 | 合方 | 備考 |
---|---|---|
血虚血瘀が強いとき |
薏苡仁湯+疎経活血湯 » |
|
冷えが強く、冷えると悪化する場合 |
薏苡仁湯+桂枝加朮附湯 » |
|