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こんな方に

喘息の発作、喉が渇き咳が出る人

主 治

表熱実証の喘息(ぜんそく)・気管支炎/肺熱による咳、喘息

適応症

気管支炎気管支喘息、小児喘息、百日咳、肺炎、感冒、痔核、睾丸炎

妊娠・授乳の注意

女性

●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。

診断のポイント

喘咳(痰は少ない)
●発汗傾向(自汗)
●口渇(体表の熱なく裏熱)

弁証論治

●熱痰 »
●熱邪犯肺・風熱犯肺 »

出典書籍

出典書籍 (source)
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 六経によって急性熱病を識別し、治療する方法について説明している。→処方使用期間:1757年間


処方別・製品一覧

医薬品個人輸入 説明表示をクリック(タップ)→説明表示 いらっしゃいませ 医療用漢方薬

ウチダ 麻杏甘石湯 煎じ薬の通販画面へウチダ 麻杏甘石湯 煎じ薬の通販画面へ »
ウチダ和漢薬ウチダ和漢薬 » ≪医薬品≫ 漢方製剤No:55
本剤は、〈煎剤〉です。

煎じ薬 煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。

ウチダ 麻杏甘石湯 煎じ薬のお買物(shopping)
商品番号 規格 税込価格 数量 カゴに入れる↓
k1056 30日分 11,794円(税込)
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コタロー 麻杏甘石湯 エキス細粒の通販画面へコタロー 麻杏甘石湯 エキス細粒の通販画面へ »
小太郎漢方製薬小太郎漢方製薬 » ≪医薬品≫ 漢方製剤No:N55
本剤は、〈散剤〉です。
医薬品の個人輸入
コタロー 麻杏甘石湯 エキス細粒のお買物(shopping)
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k2163 2.0g×42包(2週間分) 2,716円(税込)
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k2164 2.0g×231包(77日分) 12,924円(税込)
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●一日分価格(税込)…0円


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ツムラ 麻杏甘石湯 エキス顆粒(医療用)の通販画面へツムラ 麻杏甘石湯 エキス顆粒(医療用)の通販画面へ »
ツムラツムラ » ≪医薬品≫ 漢方製剤No:55
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k0666 42包(2週間分) 3,275円(税込)
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k0794 189包(63日分) 12,026円(税込)
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●一日分価格(税込)…214円


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ツムラ漢方 麻杏甘石湯 エキス顆粒の通販画面へツムラ漢方 麻杏甘石湯 エキス顆粒の通販画面へ »
ツムラツムラ » ≪医薬品≫ 漢方製剤No:1055
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k1123 24包 2,700円(税込)
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小太郎漢方製薬小太郎漢方製薬 » ≪医薬品≫ 漢方製剤No:S120
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k0352 180錠 4,644円(税込)
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電話、Fax、Eメールで承ります。
弁証論治しましょう。

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k2113 500g 22,464円(税込)
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ご購入手順

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証の判定

判定

証(症状・体質)判定を望む方判定の方右矢印 陰陽(太極図)証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。Java

中医学の証・解説

次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。

麻杏甘石湯 朱雀:四神の獣・南方の守護神

八 法

消法:消食導滞・散結消堅の効能により、気・血・痰・食・水・虫などが積聚した有形の滞結を徐々に消散させる治法です。

【中薬大分類】解表剤…発汗、解肌、透疹等をうながして、初期の感冒等表証に対処する方剤です。主に外感病の初期に使用します。

【中薬中分類】辛涼解表剤…冷やしながら解表(体内表面の邪気を除く)する方剤です。風熱表証(表熱)に用います。

八綱分類

表熱実(ひょうねつじつ) 表 熱 熱 実 …証(体質・症状)が、表証(急性期)、熱証(熱感)、実証(比較的体力充実)の方に適応します。


【気血津・臓腑証】
肺熱(はいねつ)…清熱の石膏を主として消炎・解熱し、平喘の麻黄で気管支平滑筋の痙攣(けいれん)を緩徐し、止咳・化痰の杏仁によって鎮咳するもので、甘草は諸薬を調和するとともに溶解性去痰として働きます。以上のように、呼吸器系の炎症による咳漱・黄痰・胸痛・咽痛・呼吸困難などに適した方剤です。

【証(病機)】熱邪よう肺(ねつじゃようはい)

中医学効能(治法)

清肺平喘・止咳・清熱瀉火・化痰

用語の説明(term)

清肺(せいはい)…肺の熱を持った状態を改善することです。

平喘(へいぜん)…呼吸困難、喘息を改善することです。

止咳(しがい)…咳を止めることです。

清熱瀉火法(せいねつしゃかほう)…寒涼性の生薬を用い、熱や火邪(高熱・口渇・顔面紅潮・目の充血・腹満)を除く治療法です。

化痰(けたん)…痰を除くことです。

化痰法(けたんほう)…痰飲が病因となって起る咳、痰、吐き気、嘔吐、眩暈(めまい)などの治療法です。

使用目標(aim)

本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●あぶら汗のような、ジワジワとにじみ出るような自発的発汗がある。
●せきとともに粘り気の強いたんが出る。
●発熱は表面に出ず体内にこもる。
●のどが渇く。
●尿量が減少する。
●せきによって顔がむくむ。
●胸苦しい状態になり、呼吸困難の発作が起こる。
●脈が通常より速い。


症例・病例・治癒例・case study(case study)

【麻杏甘石湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。

1〈感冒後の咳嗽〉

治例図 24歳、男性。病院職員。
咳噺を主訴に来院。約10日前に、感冒様症状(発熱、悪寒、咽痛)有り、市販の感冒薬を3日ほど服用したところ、諸症状は軽快した。しかしその後、軽度の咳漱が残り、一昨夜残業したところ、昨日より咳漱が悪化し、黄色の喀疾が出るようになった。また、夜半に喘鳴と呼吸困難のため覚醒したという。身長172㎝、体重72㎏やや赤ら顔で身体の芯に熱感を自覚する。粘った汗が出る。口渇があり、冷水を好む。呼吸音は正常。胸部X線写真に異常はない。舌は正常紅舌で、わずかに白苔がある。脈はやや浮いており充実。腹は中等度で粘った汗が腹壁にみられる他は著変はない。
麻杏甘石湯を投与した。抗生物質の適応とも考えられたが、炎症反応は著しくなく、また病院の職員でもあり悪化の兆しがあったら抗生剤をと考えて投与しなかった。服用直後より痰の切れがよくなり、咳嗽も軽快して服薬4日間でほぼ全快した。

・現代病名:咳嗽

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2〈痔疾〉

治例図 32歳女子。
数年前から内痔核が外にとび出し、激しく痛む。ときに出血も伴う。手術をすすめられたが、何とか切らずに治したいと漢方に最後のよりどころを求めて来院。脈力、腹力はともに中等度前後、咽の渇きがあったので、乙字湯より麻杏甘石湯の適応とみて投与すると、まもなく出血も止まり、痛みも軽快した。
約5ヶ月服用を続け、本人の希望で休薬したが、これで果たして完全に内痔核まで消失したかはどうかは疑問。完治には最低1年の服薬が必要と考えられるからである。

・現代病名:痔疾

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3〈せきの薬で痔が改善された〉

治例図 経理部に勤める38歳のS男さん。残業が続き、かぜぎみでのどがいがらっぼく、せきが続いていました。けれども熱はありませんし、体力にも自信があるので、医師には診せず放っておきました。
ところが、かぜは悪化しないものの、せきがなかなか鎮まりません。そのうち、肛門に小さないぼのような痔ができたのです。触ると痛みがあり、せきをするたびに響いて痛みます。
痔ですぐに病院に行くのはためらわれたので、とりあえずせき止めの薬でも飲んで痛みを軽減したい、と近所の漢方薬局に立ち寄ってみました。すると「せきと痔は関係がある」といわれてびっくりしました。せきの薬だという麻杏甘石湯を処方され、3日間飲んでみると、せきが止まり、痔も小さくなりました。排便などに気を付けているうちに痔も治ったのです。

・現代病名:痔疾

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4〈せきだけでなく、おねしょも治った〉

治例図 N君は小学5年生の元気な男の子ですが、かぜをひくと、必ずせきが止まらなくなってしまいます。
N君はすぐにのどが渇くため、水をやたらと飲み、体に水が余ってせきが出ているようでした。

そこで、のどの渇きをとって、せきを鎮める麻杏甘石湯を処方したところ、すぐに効果が現れ、2日目にはせきがぴたりと止まりました。
体質改善のため1週間ほど続けるよう勧めたところ、おねしょも治ったということです。以後、かぜをひいても、せきに悩まされることはありません。

弁証論治 リンク熱邪犯肺・風熱犯肺証 »

・現代病名:咳・夜尿症

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5〈痔核〉

治例図 43歳の婦人。

一週間前にかぜをひき、しきりにせきが出た。そのためか痔が起こって痛んで困るという。

せきもまた止まらず、せきするたびに、痔にひびいて痛むという。食欲、大小便に異常がない。悪寒も熱もなく、ただせきと痔痛だけである。痔を診ると、栂指頭大の外痔核が紅く張り切れそうに腫れて、ちょっと触れても痛む。

これに麻杏甘石場を与えると、3日分のみ終わらないうちに、せきも止まり、痔痛も去り、痔も小さくなった。古矢知白は本方を睾丸炎や痔核に用いている。本方は麻黄湯の桂枝のかわりに石膏を入れたもので、自然に汗の出るものに用いることになっているが、熱のない場合は汗が出なくとも用いてよい。

・現代病名:痔核

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6〈小児喘息〉

治例図 5歳の男児。

初診は昭和36年12月。生まれつき弱い子であったが、生まれた翌年の秋に風邪をひき、それから咳漱が続いて、小児喘息といわれるようになった。あるいは慢性気管支炎といわれることもある。

平常もせきこみがあるが、風邪をひくと激しくなる。百日咳のように、せきこむのである。栄養も顔色も普通、便通は一回、偏食がひどく、食欲がない。口渇は少しある。このような激しいせきこみで、自汗と口渇があれば、麻杏甘石腸の適応証である。浅田流では五虎二陳湯として用いることが多い。

この患者にも五虎二陳湯を用いた。10日分の服用により、喘息はすっかり治り、食欲が出た。いままでは怒りやすくすぐ興奮したが、とてもおとなしくなり、家族は大喜びであった。この子はその後、生来のせきこみから解放されて、見違えるほど丈夫になった。昭和37年には55日分、翌38年には50日分の薬を一年かかってのんだが、すっかり体質が変わったように丈夫になった。

・現代病名:小児喘息

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7〈小児喘息〉

治例図 8歳の男児。

昭和36年10月初診。3歳のときから気管支喘息といわれ、かぜをひきやすく、かぜをひくたびに発作が起きた。痩せ衰えて、顔色は蒼白く、いかにも弱々しい姿であった。6年の間百方手を尽したが効なく、2年前からはとくにひどく、一年中発作が続くので、大学病院に入院していろいろ新しい療法もうけたが、思わしくなかったという。

発作時の様子をきくと、毎夜11時ごろから苦しくなり、明けがたになって最高潮に達し、昼間は少し軽くなる。発作がひどいときは一週間床についている。呼吸困難がひどく、咳嗽をともなう。脈はやや頻数で、力は弱い方である。腹は両腹直筋が緊張している。右季肋下部に抵抗が強く、胸脇苦満がある。便通に変わりはない。この患者に初め神秘湯を与えたが、20日分のんでもあまり効果がないという。そこでよくきいてみると、咳嗽が相当あり、せきこんで痰がからみ、汗が出て、口が渇くというので、五虎二陳湯に変えた。

これをのむようになって、咳漱や呼吸困難が非常によくなり、顔色もよく、体力も充実して太ってきた。翌年2月来院のときは別人のようになり、近ごろは学校を1日も休まず、30分の道程を駆け足で通っているというので、受持の先生はいったいどうしたことかと驚き、学校中の評判になっているということである。

・現代病名:小児喘息

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組成成分

各生薬の詳細説明にリンクします。
石膏  麻黄  杏仁  甘草 

中薬構成(herb composition)

神農

麻黄湯の桂枝の代りに石膏が入ったものと見ることができます。
麻黄はエフェドリンの原植物で、強い発汗薬であると共に鎮咳薬です。杏仁も、杏仁水として西洋医学でも用いられたように、鎮咳・砿疾薬です。これまでは麻黄湯と同じであるが、桂枝が入るか石膏が入るかで、方剤全体の性格がまるきり変わってきます。石膏は強い寒性薬で、これが方剤中に入ると、他の生薬が温性であっても、方剤は全体として寒性方剤となります。のみならず、麻黄と石膏が組み合わされると、麻黄の発汗作用がおさえられて、むしろ止汗的に作用します。これを方向転換と呼びます。甘草は麻黄湯の場合と同じく、方剤全体の作用を緩和し、副作用を除く目的で加えられています。
麻黄・杏仁・石膏は共に瀉性薬であり、かつ散性薬ですから、表実証用の方剤で、石膏があるので、表熱実証用の方剤と言うことができます。したがって、本来は汗の出やすい虚証体質者には不向きの方剤ですが、実証体質者でも、運動をしたり喘息発作の時は汗が出るわけで、このような体質者の喘息発作に、主として用いられます。

神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。

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処方画像

気管支系実証の気管支系の病気に有効
気管支系の病気には、気管支炎や気管支ぜんそくなどがあります。このうち、気管支ぜんそくは、内因性と外因性とに分けられます。
内因性のぜんそくは、中年以降に発病する場合が多く、慢性の気管支炎などが元になっている場合がほとんどです。この気管支炎は、かぜから急性の気管支炎になり、慢性へと移行する場合と、最初から慢性気管支炎である場合があります。
一方、外因性のぜんそくは、食べ物や吸飲物などが原因で起こるアレルギー性疾患。気温や気候の変化、肉体疲労、精神的疲労、暴飲暴食、睡眠不足などによって発作が引き起こされるものです。
いずれも、過敏状態になった気道が炎症やけいれんを起こすため、ゼーゼー、ヒューヒューという喘鳴を繰り返し、呼吸が困難になるので胸が苦しく、発作が起こるとせきとともに粘ったたんが出ます。このような症状があり、胃腸がある程度丈夫な人(実証)に有効なのが、麻杏甘石湯です。
麻黄剤である麻杏甘石湯は、麻黄、杏仁、甘草、桂枝を用いた麻黄湯の桂枝を石膏に変えて処方された漢方薬です。麻黄と杏仁の作用で上半身の水分停滞を除去して、激しいせきやぜんそくを止め、石膏が体内の熱を取って、甘草が生薬全体の作用を調整してくれます。
体内に熱があり、口が渇いて激しいせきと切れにくいたんが出るような場合に服用し、呼吸困難の発作をはじめ、気管支炎やぜんそくなど気管支系の炎症や発作に効果を発揮します。
他薬と合方して根本的に体質を改善
実証の気管支ぜんそくに効く漢方薬には、ほかにも「五虎湯」、「神秘湯」、「小柴胡湯」、「大柴胡湯」などがあります。このうち、小柴胡湯(あるいは柴胡桂枝湯)と麻杏甘石湯を合方すると、体質改善を図ることができるのも特徴です。頓服としての即効性のみならず、慢性のぜんそくなどをはじめとする気管支系の病気を根本的に治療するのに大変有効です。また、特に小児のせきには、麻杏甘石湯に桑の根の皮(桑白皮)を加えた五虎湯が使われますが、これに緑茶の粉を入れると作用がおだやかになり、飲みやすくなります。
このほか、痔の痛みにも麻杏甘石湯を用います。特に激しいせきによって起こる痔核(イボ痔)に対して、その炎症を緩和します。いずれにしても、根本的に体質を改善することで、呼吸困難でせきこむことや力みがなくなり、全身が快調になっていきます。

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夜尿症小児の夜尿症もせきとともにスッキリ改善
子どもの感冒薬としても活用される麻杏甘石湯は、特にプクッと太った水毒のある1~3歳児に用いられ、ぜんそく性気管支炎の乳幼児の喘鳴にも有効です。こうした小児の中には、小学校高学年~中学生ぐらいになっても呼吸器が弱く、おねしょ(夜尿症)に悩む子どももいます。
この場合にも、麻杏甘石湯が効果を発揮します。生薬の1つである麻黄の成分エフェドリンには覚醒作用があるため、たとえかぜをひいていても、頭を冴えさせる効果があるほか、夜中に尿意をもよおしたとき、サッと目覚めてトイレに行けるようになるのです。せきには一層よく効き、「ぜんそく持ちで夜尿症の患者には、100%効く」ともいわれるほどです。

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合 方(複数の漢方薬を合わせた処方)

(複数の漢方薬を合わせた処方)
他剤との効用併用を示します。合方は良効なケースが多いです。
本方の証の方で、さらに次の症状がある方は、合わせて次の方剤を飲むと良く効きます。
病症症状 合方 備考
肺・気管支などの炎症で、悪心・嘔吐を伴ったり、痰が多かったり、麻杏甘石湯を服用すると胃にもたれる場合 麻杏甘石湯+小柴胡湯 »
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