手足が冷えて、冷たい食物や飲料で下痢する人
脾胃虚寒(胃腸機能低下)/脾陽虚
下痢、胃痛、嘔吐、胃アトニー、胃腸虚弱、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、消化不良症、急性胃炎、急性腸炎、急性・慢性胃腸カタル、胃拡張、悪阻(つわり)、萎縮腎、貧血症、虚弱児の自家中毒、小児の食欲不振、胃下垂症、胃液分泌過多症、肋間神経痛、よだれ症、喘息、糖尿病、アレルギー性鼻炎、小児周期性嘔吐症、病後体力低下。
腹痛(冷えると増強し、温めたり押えるとやや緩解する)・つばやよだれが多い。手足や腹の冷え・悪心・嘔吐・尿量が多い。泥状~水様便・舌苔は白滑・脈は沈遅などの症候(脾胃の寒証)が基本にある以下の状況。
1.慢性の胃腸疾患で、食欲不振・息切れ・倦怠無力感・声に力がないなどの症候(脾胃気虚)を呈するもの。
慢性胃炎・胃十二指腸潰瘍・過敏性腸症候群(下痢型)・慢性下痢症など。
2.急性の胃腸疾患で、冷たい飲食物のとり過ぎや寒冷の環境で発生するもの(寒邪直中)。
急性胃炎・急性腸炎など。
●特にありません。
●腹部軟弱
●心下痞硬
●冷え症、胃弱
(source)
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 六経によって急性熱病を識別し、治療する方法について説明している。→処方使用期間:1757年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0646 | 42包(2週間分) | 4,808円(税込) | ||
k0774 | 189包(63日分) | 18,608円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…1.75 g ●一日分価格(税込)…314円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0324 | 180錠 | 4,968円(税込) |
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。 電話、Fax、Eメールで承ります。 弁証論治しましょう。 |
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1038 | 30日分 | 16,934円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1469 | (EK-32)2.0g×42包(2週間分) | 3,373円(税込) | ||
k1467 | (KB-32)3.0g×28包(2週間分) | 3,373円(税込) | ||
k1468 | (KB-32)3.0g×168包(12週間分) | 19,692円(税込) | ||
k1470 | (EK-32)2.0g×294包(14週間分) | 21,883円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…3.00 g ●一日分価格(税込)…220円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1663 | (N32)2.0g×42包(2週間分) | 3,592円(税込) | ||
k1664 | (N32)2.0g×231包(77日分) | 18,510円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0608 | 24包 | 3,780円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k2098 | 500g | 35,964円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1816 | 20錠P | 1,620円(税込) | ||
k1817 | 90錠P | 5,400円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1724 | 1.5g×336包(112日分) | 30,645円(税込) |
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証(症状・体質)判定を望む方は
証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
…温法:温裏・散寒・回陽・通絡などの効能により、寒邪を除き陽気を回復し経絡を通じて、裏寒を解消する治法です。
【中薬大分類】温裏(補陽)剤…体内を温める方剤です。即ち、裏寒を改善する方剤です。
【中薬中分類】温中散寒剤…中焦の冷え(裏寒)に用いる方剤です。中焦脾胃の陽気が虚衰して、運化と昇陽が不足し、腹痛・腹満・食欲不振・口渇がない・下痢・悪心・嘔吐・舌苔が白滑・脈が沈細または沈遅の症候がみられます。
裏寒虚(りかんきょ)
…証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)の方に適応します。
【気血津・臓腑証】
脾胃陽虚(ひいようきょ)…補気健脾の人参・白朮・炙甘草と補陽散寒の乾姜からなる典型的な配合です。人参・白朮・炙甘草で消化器系の機能を強めて栄養物の吸収を促進し抵抗力をつけると同時に、乾姜で消化管の血行や脳の興奮性を高めてこれを補佐し、腹中や全身を温めます。食欲・元気がなく、腹や四肢が冷え、泥状便や腹痛などを伴うものに良いです。
臓腑の中寒(実寒・虚実挾雑)(ぞうふのちゅうかん(じつかん・きょじつきょうざつ))…臓腑の中寒に対する代表方剤です。主として胃腸平滑筋のトーヌス上昇や蠕動亢進による腹痛・頻回の泥状便(蠕動亢進による糞便の通過加速と水分吸収不全で発生する)に適しますが、冷えによる頻尿などにも用いてよいです。ただし、本方には利水薬が白朮しか配合されておらず、生津の人参・炙甘草の量が多いので、服用すると浮腫(むくみ)をきたすことがあります。
【証(病機)】脾胃陽虚(ひいようきょ)
温中散寒・益気健脾・補陽(脾)・補気(脾)
・温中散寒法(おんちゅうさんかんほう)…温・熱性の生薬を用いて脾胃を温め、腹痛や冷え下痢などを治療する方法です。類語:温裏散寒法(おんりさんかんほう)
・益気(えっき)…気を補充することです。
・健脾(けんぴ)…脾の働きです。脾胃の機能を正常にする治療法です。
本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●虚弱体質または病気などで体力が低下している。
●やせている。
●手足が冷える冷え症で血色が悪い。
●腹痛や胃痛、ときには胸痛がある。
●下痢または嘔吐があり、めまいや頭重感に襲われることもある。
●口には薄い唾液がたまる、逆に口渇があることもある。
●排尿の回数、量ともに多く、水のような薄い尿が出る。
●腹部は、軟らかくて力がない、または肉付きが少なくベニヤ板のように表面が硬く張っている。
【人参湯(理中丸)の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
Tさんを診察した医師は、のどがふさがって入っていかないという症状を目安にして、人参湯を処方しました。人参湯を飲んだTさんは、その数分後には、も う食事ができるようになっていました。 ・現代病名:胃もたれ |
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![]() 小指の頭大の患部が2つあるのですが、ステロイド軟骨ではほとんどよくならなかったのです。そこで、漢方治療を受けることにしました。 処方されたのは、温清飲と人参湯。温清飲には痛みと炎症を抑える働きがあり、人参湯には胃の働きを高める作用があると説明されました。それに口の中を清潔にするために、番茶でのうがいも勧められました。治療を開始して10日ほどで、痛みが消え、潰瘍もきれいになくなってしまいました。 ・現代病名:アフタ性口内炎 |
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![]() 実姉に漢方薬を処方するクリニックを紹介されたのは、そんなときです。実姉はこのクリニックで月経不順を治した経験があったのです。 やせて体が冷えているS美さんに処方されたのは人参湯でした。月経不順を治す以前に、体力を戻すことでダイエットによって低下した全身の機能を正常化させる必要性があったのです。これを飲みはじめて半年後に、少しだけ月経がありました。そこで当帰芍薬散も処方に加えられました。 人参湯との2本立てで漢方治療を続けたところ、まもなく月経が毎月来るようになったそうです。 ・現代病名:月経不順 |
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![]() 発すれば食することができない。食すると咽に塞って下らない。 手足が冷え、心下は播硬し、これを按じてみると石のようである。脈は沈結である。 人参湯を服すること数十日で諸証消散し、胸痛も全く治った。 ・現代病名:胸痛 |
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太って色白、筋肉軟弱、主訴は半年前から右の脇下が痛み、何かつかえている気持である。 1週間前からみぞおちが痛むようになり、痛むときはその部が硬くなり、しばらくすると音がして何か下にさがると痛みがやみ、軟かになる。その後で放屈することが多い。腹は一体に膨満し、振水音が著明である。大便一行、冬は手足や腰が冷え、小便が近い。 人参湯によって、みぞおちが爽快になり、からだが軽くなって気分がよくなった。 ・現代病名:右上腹部痛 |
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![]() 10カ月前から毎月8日~9日ごろになると、きまったように激しい嘔吐を起こし、コーヒーのかすのようなものを吐き、呼吸が早くなり、いまにも死ぬのではないかと思うほど重篤な症状になる。このような発作は2~3日でおさまり、重湯からお粥となり、ご飯を食べられるようになると次の発作がくる。大便はあるが発作のときは便秘する。腹は小さくて弾力がない。 人参湯3ヵ月で全治した。 ・現代病名:自家中毒症 |
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![]() 中肉中背で、それほど体力の低下は見えない。脈は沈んで小さく、腹部は肉付き普通で、心下部直下に抵抗があり、臍傍の左上に動悸の亢進が触れる。 この患者には、口に唾液がたまる、夜小便に起きるの2点を目当てに人参湯を投与したが、1ヵ月足らずで、これらの症状はすっかりよくなった。 ・現代病名:唾液分泌過多症 |
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その証は、左の心下部に激しい痛みを発し、七転八倒の苦しみをする。脈は微弱で大便一回、小便頻数である。痛みは肩へかけて突き上げ、肩の張りが甚だしい。痛みが去ると肩の張りも消えて跡方もなくなるという。 肩の凝りは右側ではないかと試みに問うと、婦人は驚いて、そのとおりだという。金匱に心中居留気結ぼれて胸にあり、胸満脇下より心を逆槍するものと、逆槍は起こるところより反対側に突き上ぐるもののことである。いま左より右に突き上るはすなわちこの逆槍である。 小便数、脈弱、これ人参湯の正面の証としてこれを与えたところ、一服して釈然として忘れたようで復た起こらなかった。 ・現代病名:胃痙攣 |
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![]() 急性心筋梗塞をおこして2ヵ月間入院した後回復して退院したが、その後心窩部の不快感と胸騒ぎ、それに不安感を伴う狭心症発作を週に何回も起こします。発作時は心電図にも少し変化が現れます。 元気がなく、脈は沈んで細い。舌は淡白で湿っており、腹部は軟弱でみぞおちに軽い抵抗がある。 これらの所見から人参湯を処方したところ大変良く効いて、それっきり発作がほとんど起きなくなりました。 ・現代病名:急性心筋梗塞 |
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![]() 小指の頭大の患部が2つあるのですが、ステロイド軟膏ではほとんどよくならなかったのです。そこで、漢方治療を受けることにしました。 処方されたのは、温清飲と人参湯です。温清飲には痛みと炎症を抑える働きがあり、人参湯には胃の働きを高める作用があると説明されました。 それに口の中を清潔にするために、番茶でのうがいも勧められました。 治療を開始して10日ほどで、痛みが消え、潰瘍もきれいになくなってしまいました。 ・現代病名:アフタ性口内炎 |
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![]() 副作用さえ出なければ、抗がん剤が大変効くタイプのがんであったので、なんとかしたいと漢方の専門家を訪れました。 そこで、人参湯と十全大補湯を処方され、服用したところ、だんだん副作用が出なくなり、抗がん剤治療を無事受けることができたそうです。体重も48㎏まで落ちていたのが58kgにまで回復し、希望が持てるようになったということです。 ・現代病名:胃がん |
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組成成分 |
生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 効能1 | 効能2 | 効能3 | 効能4 | 大分類 | 中分類 |
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乾姜 » |
3 |
使薬 |
温中散寒 |
温経散寒 |
補陽 |
止嘔 |
温裏薬(散寒薬) |
|
人参 » |
3 |
君薬 |
補気健脾 |
生津 |
消痞 |
補虚薬 |
補気薬 |
|
白朮 » |
3 |
臣薬 |
補気健脾 |
利水 |
止瀉 |
補虚薬 |
補気薬 |
|
甘草 » |
3 |
佐薬 |
補気健脾 |
生津 |
止痙 |
補虚薬 |
補気薬 |
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・君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。 |
1.乾姜は、末梢性・中枢性に血行を促進し、特に腹部を温めて痛みを止め(温中散寒)、冷えによる胃腸平滑筋のトーヌス上昇を緩解する。また、乾姜はトーヌスが低下し蠕動無力を呈している状態(気虚・陽虚)には、血行改善により腹中を温め、トーヌス・蠕動を正常化させる(温陽)。
2.人参・白朮・甘草(炙甘草)は、消化吸収を強め元気をつけ、全身の機能を高める(補気健脾)。
3.白朮は、消化管内の水分を血中に吸収して利尿によって排除し、下痢~軟便を緩解させる(利水止瀉)。
4.人参は上腹部の痞えを除く(消痞)。甘草(炙甘草)は乾姜の刺激性を緩和し、鎮痙・鎮痛に働く。
(補足)
本方は、乾姜の「温中散寒」の効果を主目的にした処方で、「補気健脾」は従になっている。
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病症症状 | 合方 | 備考 |
---|---|---|
激しい水様便の場合 |
人参湯(理中丸)+真武湯 » 人参湯(理中丸)+五苓散 » |
利水薬が十分配合された方剤を合方します。 |