●当帰を中心にした漢方薬は、養血調経作用があり、生理不順や生理痛を緩和していきます。女性の人は、毎月生理で一定の血液を消耗しますので、慢性的に血液が不足しがちです。いざ 「妊娠、出産、授乳」のときにも、大量の血液が必要とされます。ふだんから、血液を養っておかないと、生理痛や生理不順、冷え性、不妊症の原因となります。血(けつ)がなければ、生理がこないので、妊娠できません。このことを、中医学では婦人は、血(けつ)をもって本となすと認識しています。
●慢性的な血液不足のことを、血虚と呼びますが、「当帰を中心にした漢方薬」を服用しますと、血液不足の 血虚の体が補血または養血されていきますので、婦人病が改善する基本となります。
背中に寒冷を覚え、腹部膨満感や腹痛のある方
胸背痛(狭心症、肋間神経痛など)(寒虚証)
急性胃炎、慢性胃炎、肋間神経痛、月経痛、狭心症、仮性狭心症、胃・十二指腸潰瘍、動脈硬化による腹痛。
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●冷え症
●背や肩に放散する胸腹痛
●心下痞
(source)
西暦655年 唐時代 『備急千金要方』 孫思? 略して『千金方』ともよばれ医学全書の嚆矢となった書です。人命は千金よりも貴いものであり、一つでも人命を救う処方を世に伝えることを医の使命と考えて、千金方と名づけたと言われています。著者の孫思?(そんしばく)は、神仙家いわゆる仙人であったため、その医学思想は内経系思想のほかに、神仙医学を加え、また仏教医学も加味されています。→処方使用期間:1352年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0712 | 42包(2週間分) | 8,192円(税込) | ||
k0840 | 189包(63日分) | 31,192円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…1.75 g ●一日分価格(税込)…535円
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次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
…補法:気血陰陽あるいは臓腑の虚損を補養する治法です。
【中薬大分類】温裏(補陽)剤…体内を温める方剤です。即ち、裏寒を改善する方剤です。
【中薬中分類】温中散寒剤…中焦の冷え(裏寒)に用いる方剤です。中焦脾胃の陽気が虚衰して、運化と昇陽が不足し、腹痛・腹満・食欲不振・口渇がない・下痢・悪心・嘔吐・舌苔が白滑・脈が沈細または沈遅の症候がみられます。
裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)の方に適応します。
【気血津・臓腑証】
気血両虚の臓腑・経絡の中寒(きけつりょうきょのぞうふ・けいらくのちゅうかん)…散寒薬と止痛・止痛の薬物を主体とし補気健脾薬と補血薬が配合されており、気血両虚のものの実寒に適しています。温中散寒が主ですが温経散寒にも働くので、臓腑の中寒にも経絡の中寒にも使用できます。乾姜・蜀淑・人参の配合は大建中湯(去膠飴)で、桂皮(桂枝)・生姜・白苔・災甘草の配合は小建中湯(去膠飴・大裏)ですから、大建中湯と小建中湯の合方(中建中湯とも呼ばれる)とほぼ同じ効能をもち、寒冷によるけいれん性・拘縮性のはげしい疼痛に有効です(本方の使用目標として「背部に放散する惨痛」があげられていますが、とくにこだわる必要はないです))。また、当帰・黄耆の配合があるので帰着建中湯と同様の効能もそなえており、白苛・当帰には調経の働きがあるので月経痛にも応用できます。さらに、理気の半夏・厚朴の配合があるので、腹満や悪心・嘔吐をともなう場合にも効果があります。寒証全般に広く用いると良いです。
【証(病機)】血虚兼寒・虚血相搏(けっきょけんかん・きょけつそうはく)
補血養血・温中散寒・理気化痰・温経養血・柔肝止痛
・補血(ほけつ)…血を補うことです。=益血、養血。
・養血(ようけつ)…血を増やすことです。
・温中(おんちゅう)…中焦=脾胃を温めることです。
・散寒(さんかん)…寒さの邪気を追い出すことです。
・理気(りき)…理気:気の流れを良くすることです。気(氣)を正常に巡らせ機能を回復する治療法です。
・化痰(けたん)…痰を除くことです。
・温経(うんけい)…経脈を温通することを指します。
・温経(おんけい)…経絡を温めることです。
・柔肝(じゅうかん)…肝の機能を高めることです。肝血を補い、肝気を伸びやかにし回復させることです。
・止痛(しつう)…痛みを止めることです。
組成成分 |
本方剤の主薬は当帰と見るべきですが、その基本をなしているものは、桂枝湯(桂枝加芍薬湯)です。ただし、大棗は除かれ、生姜はより温性の強い乾姜に代えられています。
桂枝加芍薬湯に当帰と黄耆を加えたもの(膠飴を加えることもある)は帰耆建中湯といい、小建中湯を用いるべき場合で、さらに貧血や盗汗のある場合に用いますが、本方剤中にもそれがやや変形され1た形で入っていると見てよいです。
蜀椒・乾姜・人参は大建中湯から膠飴を去ったものに相当しますが、大建中湯は腹部が軟弱無力で冷えのある人の、堪え難い腹痛に用いられる方剤ですから、帰耆建中湯と合わせ考えると、貧血や盗汗のある冷え症の虚弱者の激しい痛みに良効ある方剤と見ることができます。
これに半夏厚朴湯の主薬である半夏と厚朴が加えられたものが本方剤ですが、半夏・厚朴はともに降作用が強いことから、痛みによるイライラを鎮静させる作用の強い方剤と言うことができます。したがって帰耆建中湯や大建中湯の痛みの対象は、主として腹部であったが、本方剤の痛みの対象はむしろ胸背部であり、胸背部の激痛を下に引き下げ、落ちつかせるような効果があります。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
左の写真は当帰の花です。 |