●本方剤を使用出来るのは、熱証(冷たい飲み物が好き、寒気が無い、顔色が赤っぽい)の方に限ります。
起床時やイライラしたときに、血圧が高くなる人
高血圧症・脳動脈硬化症/肝陽上亢/肝陽化風
高血圧症、脳血管障害後遺症、頭痛、神経症、めまい、肩こり、更年期障害、動脈硬化、メニエール症候群。
頭のふらつき・頭暈・頭痛・頭重・耳鳴り・いらいら・うつ傾向・手足のふるえ・肩こり、舌質は紅、舌苔は薄黄膩、脈は弦数などの(脾気虚・痰湿に起因する)肝陽化風の症候を呈する以下の状況。
1.高血圧症。
2.脳血管性痴呆。
3.うつ状態、不眠、いらいら、不安感など。
4.頭痛(特に高齢者の朝方の頭痛)。
5.めまい、メニエール症候群など。
●妊娠中毒症の高血圧の場合によく使用します。
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●午前中は悪い
●イライラのぼせ(虚熱)
●腹部軟、心下痞、肩こり
(source)
西暦1132年 南宋時代 『普済本事方』 許叔微 《類証普済本事方》あるいは《本事方》ともいう。10巻。本書は主に内科の常見する病証23種の治療方剤と、針灸法、約300余方を収載している。自分が用いた方剤の処方筆を論述しているところがら、《本事方》と名づけた。→処方使用期間:875年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0463 | 260錠 | 5,184円(税込) | ||
k0583 | 180包(顆粒剤) | 25,920円(税込) |
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1031 | 30日分 | 14,018円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0306 | 180錠 | 3,888円(税込) |
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。 電話、Fax、Eメールで承ります。 弁証論治しましょう。 |
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k0397 | 540錠 | 10,476円(税込) |
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。 電話、Fax、Eメールで承ります。 弁証論治しましょう。 |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0659 | 42包(2週間分) | 5,027円(税込) | ||
k0787 | 189包(63日分) | 19,703円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1120 | 24包 | 3,780円(税込) | ||
k1121 | 64包 | 9,720円(税込) |
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証(症状・体質)判定を望む方は
証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
【中薬大分類】治風剤…風(ふう)の邪による失調を治す方剤です。即ち、外風を疏散したり、内風を平熄する効能をもち、風病を改善する方剤です。
【中薬中分類】平熄(そく)内風剤…体内に発生した内風を治す方剤です。内風は「身中陽気の変化」で、熱盛により肝陽が亢盛になって化風したり、陰血不足のために肝陽偏亢になって動風を生じるもので、肝陽の偏亢に続発してひきおこされる「風うちより生ず」の病変です。
裏熱虚(りねつきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、熱証(のぼせ)、虚証(体力中くらい)の方に適応します。
【証(病機)】肝陽上亢兼痰飲(かんようじょうこうけんたんいん)
平肝潜陽・明目・補気健脾・化痰・熄風・滋陰
・平肝(へいかん)…肝の機能亢進状態を改善することです。
・明目(めいもく)…視力を高めることです。
・補気(ほき)…気を補う=益気のことです。
・健脾(けんぴ)…脾の働きです。脾胃の機能を正常にする治療法です。
・化痰(けたん)…痰を除くことです。
・肝陽上亢(かんようじょうこう)…肝の陰液不足のために相対的に肝陽が亢進して生じます。肝陰虚・肝腎陰虚による陰虚火旺でありますが、肝血虚に伴うこともあります。特徴は陰液不足の症候とともにあらわれる熱証(虚熱)で上半身とくに顔面や頭部に熱証がみられます。脳の抑制過程の減弱による興奮性増大・自律神経系の興奮・ホルモン失調・異化作用亢進などが関連すると考えられます。
・痰飲(たんいん)…痰と飲の総称を表現する言葉です。
本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●慢性的な頭痛が、起床時に寝床で起こる、あるいは午前中に起こる(特に中年以降で高血圧の傾向がある場合)。
●気分が重く、めまい、耳鳴り、肩こりなどがある。
●神経質で、眠りが浅いか、不眠がちである。
●目のかすみや充血がある。
●肌がかさかさしている。
【釣藤散の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈頭痛と脈結代〉 65歳、男子。早朝、起床時の頭痛と、脈の結代とを主訴として来院したが、腹部は全般的に弱く、臍部で動悸が亢進し右季肋下に少し抵抗がある軽微の胸脇苦満があった。 そこで柴胡桂枝湯を与えたところ、1ヵ月ほど服用しても頭痛がとれないので、釣藤散にした。すると、10日分のみ終わるころには頭痛がしなくなった。それ以来、前のような頭痛を訴えなくなった。 ・現代病名:頭痛 |
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〈頭痛、耳鳴、めまいを訴える動脈硬化症の患者〉 52歳男子。梅毒の既往症があり、3年ほど前から頭重とめまい、耳鳴りに悩まされる。現在の症状はその他に、腰痛、背痛、後頭部の緊張感、排尿後の不快感などもあり、便は硬く、1日2回である。脈はやや沈で弦、血圧は右が、158/94、左が167/102と、左右でかなりの差があった。右に胸脇苦満が認められる。 釣藤散を投与、3週間日頃から愁訴は急速にとれはじめ、2ヵ月後にはほとんど全快した。 ・現代病名:頭痛、耳鳴、めまい |
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〈頭痛・高血圧に〉 50代の男性。体格は中肉で主訴 は高血圧と頭痛でした。特に朝方頭痛があり、高血圧で 病院にも通われています。来局時、本人はまっすぐ歩いているつもりでも実際は横にフラフラしているという状態でした。 釣藤散を勧めましたところ、1週間くらいで全体に症状が軽くなったということでした。以後断続的に服まれています。 ・現代病名:頭痛・高血圧 |
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〈高血圧を治して色白な肌に〉 T男さん(55歳)は、高血圧で通院していましたが症状が改善しないため、漢方治療に切り替えることにしました。そこでT男さんは駆瘀血剤の桂枝茯苓丸と動脈硬化を治す釣藤散を処方され、併せて足元の冷えを治すため半身浴を勧められました。治療を続けて1ヵ月、肌がツルツルになりはじめ、その後血圧が安定するにつれ、肌が白くなっていきました。T男さんは休日の草野球で日焼けしていると思っていたのですが、赤黒い顔色は、実は高血圧のせいだったのです。 ・現代病名:高血圧・肌荒れ |
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〈漢方薬で多発性脳梗塞の再発を防止〉 Sさん(80歳・女性)は、ヒマワリ畑を見に、家族でドライブに出かけました。そのさい、トイレ休憩を取るのを遠慮し、水分補給を控えてしまいました。すると、帰宅後、手にまひが現れたため、すぐにかかりつけ医師の診察を受けました。当日は釣藤散の服用と水分補給、翌日は、釣藤散と続命湯を交互に飲んだ後、大学病院に入院してCTを撮ることになったのです。 発作を起こした脳梗塞の箇所は治っていましたが、ほかにも小さな脳梗塞が多数見つかりました。そこで、入院中は釣藤散、退院後は桂枝加朮附湯を交互に服用することになりました。Sさんは、その後83歳で老衰で亡くなるまで、脳梗塞を再発することはありませんでした。 ・現代病名:脳卒中 |
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〈レーザー治療後も続いた眼痛・頭痛が治癒〉 Hさん(68歳・女性)は、昨年、突然ひどい眼痛と頭痛、吐き気に襲われ、急いでタクシーで病院に駆けつけたところ、閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしよう)と診断されました。眼圧がかなり高く、すぐに下げる必要があったため、両目ともレーザー虹彩光凝固術をし、隅角をふさいで房水の流れを悪くしている虹彩を切開しました。 レーザー治療後、眼圧は15~16㎜Hgの正常値に落ち着きましたが、眼痛と頭痛の症状は変わらず、数カ月たっても軽快しませんでした。 そこで、Hさんは漢方治療を試してみようと決心し、漢方を扱う病院を訪れたのです。処方された釣藤散のエキスを服用していると、2週間で症状が和らいできました。そして1ヵ月後には頭痛が消え、眼痛もなくなったのです。現在、眼圧は15~16㎜Hgのままで、視野は正常に保たれているそうです。 ・現代病名:閉塞隅角緑内障 |
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〈不快症状が取れて血圧も下がった〉 主婦のMさん(58歳・女性)は、高血圧で脳動脈硬化症という持病から、眼底出血を起こして治療を受けていました。眼 底出血は順調に吸収されてきていますが、毎朝頭が重く、常に目覚めが不快でした。 この症状を取りたいと、漢方医に相談したところ、釣藤散を処方されました。 Mさんは、虚証でも胃腸は丈夫でしたから、釣藤散で胃が不快になることはありませんでした。 釣藤散の服用を始めてまもなく、頭の重さが消えたほか、高血圧によるさまざまな不快症状もなくなり、血圧も下がりました。 ・現代病名:眼底出血 |
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〈釣藤散と八昧地黄丸で眼圧と血圧が安定〉 40代のころから眼圧が高くなり、かかりつけの眼科から、長年、点眼剤をもらい続けていたC子さん(62歳)ですが、最近は、眼圧が高くなると激しい頭痛と高血圧に悩まされるようになりました。そこで、家庭医の内科医に相談すると、「これといった体の異常は認められないので、1度、漢方を試してみましょう」と、近くの漢方薬局を紹介されました。 漢方薬局では、中肉中背で、肩こり、めまいを訴えるC子さんを虚証と診断し、釣藤散と八味地黄丸を処方しました。 C子さんは、薬剤師の指示通りに1週間ほど服用したところ、眼圧と血圧が安定し、頭痛が和らぎ、気分もスーツと楽になったそうです。 ただ、服用を中止するとまた眼圧が上がり、頭痛も再発するので、その後も継続的に2種類の漢方を服用しています。 ・現代病名:緑内障 |
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〈数年采の耳鳴りが異なった漢方薬の併用で治った〉 また、W代さん(67歳)は3年前から両耳の耳鳴りに悩まされていました。W代さんの耳鳴りは、左右で音が違う上に音がかなり大きく、日常生活に支障を来たすほどでした。W代さんには、朝に真武湯、昼に柴胡桂枝湯、夜には釣藤散が処方されました。 これを服用するようになって4ヵ月後には、音が気にならなくなっていました。さらに6ヵ月後には、日常生活に全く支障のない程度にまで軽減されたのです。現在は予防のために、同じ処方を飲み続けています。 ・現代病名:耳鳴り |
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組成成分 |
1.釣藤鈎は鎮静・鎮痙・降圧作用をもち、顔面部の充血を緩解し、自律神経の興奮を鎮める(平肝潜陽)。
2.菊花は鎮静・降圧作用をもち、眼の充血や頭痛を和らげる。また視覚を改善する(明目)。
3.防風は頭痛を止め、鎮痙に働く。
4.石膏は体内の熱をさまし、鎮静に働き上記3薬の効果を強める。
5.人参・甘草・茯苓は消化吸収を促進し、全身の機能を高める(補気健脾)。
6.半夏・陳皮・生姜は胃腸の蠕動を強め、●痰・制吐に働き、茯苓とともに消化管内の水分停滞を除く(理気化痰)。
7.麦門冬は滋潤(滋陰)と鎮静に働き(養心安神)、他薬の燥性を和らげる。
(補足)
本方は脾虚によって生じた痰濁が、肝風と共に上逆する「風痰上擾」の症候に適応がある。
白虎加人参湯から知母と糧米を去って、半夏以下を加えたものと見ることができます。
石膏が入っているので熱証用であるし、人参が入っているので多少とも虚証向きに考慮されていることがわかります。
この方剤の主薬は、方剤の名が示すように釣藤ですが、釣藤には鎮静・鎮痙作用があり、血圧降下作用もあるようで、おそらくは脳動脈硬化に対して良い影響を与えるのではないかと思われる。こ
れに発散薬である菊花・防風などが加わって、脳動脈硬化に伴う頭
痛や神経症状を除くものと考えられる。菊花には、眼や脳の充血を
去り、血圧を下げる効果もあるようである。
快苓は、半夏・生姜・陳皮とともに、停滞した水(めまし)は水の
停滞によると漢方では考える)を追い出す役をするとともに、動悸
などに対する鎮静効果も期待される。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
●朝方の鈍い頭痛が使用目標 |