●慢性関節リウマチに効きます。ただし、寒虚証で衰弱し、皮膚枯燥した方に適します。
関節がはれて痛み、麻痺、強直して屈伸しがたい方
気血両虚の関節炎・膠原病(風寒湿痺)/肝腎不足
下肢の慢性関節リウマチ、慢性関節炎、痛風、脚気、術後の体力低下、栄養失調による手足の麻痺、膝関節炎の強直、膝関節炎、半身不随、背髄炎、背髄癆、産後脚気、産後の下肢運動麻痺。
●牛膝により流早産の危険性があります。
●虚弱、衰弱者
●四肢倦怠、虚熱
●関節腫脹(鶴膝風)、歩行障害
(source)
西暦1107年 宋時代 『和剤局方』 陳思文 太平恵民和剤局方(たいへいけいみんわざいきょくほう)ともいう。宋・太医川編。1078~1085年に刊行。宋代の薬局法ともいうべき書で、ちなみに日本の薬局方の名はこの書より起ったものである。現存するものは10巻で諸風、傷寒など14門、788方に分類される。処方毎に主治、配伍、修制法などが記されており、広く流布し、影響の比較的大きい書である。→処方使用期間:900年間
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1029 | 30日分 | 16,178円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k2137 | 1.Og×180包 | 9,936円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0707 | 42包(2週間分) | 5,454円(税込) | ||
k0835 | 189包(63日分) | 20,799円(税込) |
【カゴに入れる↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに商品が1個入ります。
複数個お買い上げの場合は数量を入力して、【カゴに入れる↓】ボタンをクリックして下さい。
別の商品の【カゴに入れる↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに別の商品が追加されます。
このご注文からSSL(セキュリティ機能)を使用しますので、あなたの情報は安全に守られます。
の使用ができるようになりました。
電話注文 » | FAX注文 » | メール注文 » | 直接来店 » |
証(症状・体質)判定を望む方は
証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
【中薬大分類】祛湿剤…停滞した水液(湿)を除去する方剤です。
【中薬中分類】祛風勝湿剤…風湿による肢体の痛みを治す方剤です。
裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)の方に適応します。
【気血津・臓腑証】
祛風湿・利水・散寒・補益(虚証の風寒湿痺)…元来は「痢後の鶴膝風」に用いられ、栄養状態が低下して脚が無力になった状態を改善しました。それゆえ、病後などで四肢に力がない場合に用いると良いです。
祛風湿よりも補益に重点があり、栄養状態・機能の改善を主目的としています。
祛風湿の効能を強めるためには、疎経活血湯・薏苡仁湯などを配合した方が良いです。寒証が強ければ桂枝加朮附湯・桂枝加苓朮附湯を配合します。
【証(病機)】気血両虚・風湿脾(きけつりょうきょ・ふうしつひ)
去風湿・補気血
【大防風湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈関節リウマチ〉 いま私の治療している婦人の患者で、三年あまり大防風湯をのみつづけているリウマチの患者がいます。初診のころは歩くのも骨が折れたが、このごろは家庭内の起居動作はできるようになりました。この方は桂枝芍薬知母湯よりもさらに一段と衰弱が加わり、気血両虚というところが目あてです。 大防風湯は、桂枝芍薬知母湯に四物湯を合方して用いたいというようなところに使用します。 ・現代病名:関節リウマチ |
|
〈脚気下肢痿弱(いじゃく・足が立たない)〉 一人の男子、脚気を患い両脚が痿弱し、後には手も足も細って、ついに痿躄(下肢麻痺・いざり)となってしまいました。この方に大防風湯を与えたところ、数日で起きて歩けるようになりました。 脚気で虚里の動悸(心尖搏動)が奔馬の如くみえるものは、大抵急変するものです。 ・現代病名:脚気 |
|
組成成分 |
生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 大分類 | 中分類 |
---|---|---|---|---|
羌活 » |
2 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
|
防風 » |
3 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
|
牛膝 » |
2 |
活血化瘀薬(理血薬) |
||
蒼朮 » |
3 |
芳香化湿薬 |
||
川芎 » |
2 |
活血化瘀薬(理血薬) |
||
杜仲 » |
3 |
補虚薬 |
補陽薬 |
|
附子 » |
1 |
温裏薬(散寒薬) |
||
乾姜 » |
1 |
温裏薬(散寒薬) |
||
当帰 » |
3 |
補虚薬 |
補血薬 |
|
白芍薬 » |
3 |
|||
熟地黄 » |
3 |
補虚薬 |
補血薬 |
|
黄耆 » |
3 |
補虚薬 |
補気薬 |
|
人参 » |
2 |
補虚薬 |
補気薬 |
|
炙甘草 » |
2 |
|||
大棗 » |
2 |
補虚薬 |
補気薬 |
・君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。 |
当帰・川芎・芍薬・熟地黄は四物湯、人参・白朮・甘草・生姜・大棗は四君子湯から茯苓を去ったものです。四物湯と四君子湯を合わせて黄耆・桂枝を加えたものが十全大補湯ですから、この方剤中には十全大補湯から茯苓と桂枝だけ除いたものが含まれていると見ることができます。
これに発散・鎮痛作用の強い防風・羌活、理血作用のある牛膝、同じく鎮痛作用のある杜仲・附子(いずれも発散性)が加わって、本方剤が構成されています。四物湯中の芍薬も、鎮痛作用に加勢すると見てよいです。
十全大補湯は気血両虚を治す大補剤ですから、これに発散性と鎮痛効果を賦与したものが本方剤であると考えればよいです。附子が入っているので、十全大補湯よりさらに寒証向きです。
桂枝芍薬知母湯と比べた場合、桂枝・麻黄という強い発汗薬と、知母という消炎薬が除かれており、その代りに四物湯・牛膝のような補血ないし理血薬(方剤)、人参・黄耆のような補気薬が加えられていることから、より慢性化し、気血両虚に陥った場合に用うべき方剤(盗汗があっても用いることができる)と見ることができます。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
左の写真は当帰の花です。 |