偏食で腹痛を訴える子供によく使用
脾胃虚寒証
小児虚弱体質、小児夜尿症、夜なき、神経質、慢性胃腸炎、疲労倦怠、中高生の成長痛、貧血症、頻尿、虚弱体質、小児常習性頭痛、ヘルニア、扁桃腺肥大、頸部リンパ腺炎、小児喘息、自家中毒、胃腸病、小児の便秘、小児の下痢(泄瀉)、どもり、虚弱者、老人の便秘(痙攣性便秘)、胃下垂、高血圧、低血圧、心臓弁膜症、肺結核、カリエス、夏まけ、黄疸、胆石、急性肝炎、眼底出血、脱肛、慢性腸炎。
●妊娠中の便秘の場合によく使用されます。
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●腹部軟弱
●腹皮拘急(腹直筋の緊張)や腹痛
●小児では胃腸型の虚弱児
(source)
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 六経によって急性熱病を識別し、治療する方法について説明している。→処方使用期間:1757年間
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1009 | 30日分 | 14,018円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k2186 | 3.0g×168包(18.7日分) | 5,027円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0398 | 48包 | 2,138円(税込) |
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。 電話、Fax、Eメールで承ります。 弁証論治しましょう。 |
●一日分生薬乾燥エキス量…1.25 g ●一日分価格(税込)…130円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0709 | 84包(2週間分) | 4,370円(税込) | ||
k0837 | 189包(31.5日分) | 8,751円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…13.75 g ●一日分価格(税込)…322円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1131 | 24包 | 2,700円(税込) |
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証(症状・体質)判定を望む方は
証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
…温法:温裏・散寒・回陽・通絡などの効能により、寒邪を除き陽気を回復し経絡を通じて、裏寒を解消する治法です。
【中薬大分類】温裏(補陽)剤…体内を温める方剤です。即ち、裏寒を改善する方剤です。
【中薬中分類】温中散寒剤…中焦の冷え(裏寒)に用いる方剤です。中焦脾胃の陽気が虚衰して、運化と昇陽が不足し、腹痛・腹満・食欲不振・口渇がない・下痢・悪心・嘔吐・舌苔が白滑・脈が沈細または沈遅の症候がみられます。
裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱で疲れやすい)の方に適応します。
【証(病機)】陰陽両虚(脾胃陽虚兼肝陰虚)(いんようりょうきょ(ひいようきょけんかんいんきょ))
緩急止痛・温中補虚
・止痛(しつう)…痛みを止めることです。
・温中(おんちゅう)…中焦=脾胃を温めることです。
・補虚瀉実(ほきょしゃじつ)…足りないもの、虚を補って、いらないもの、実を出すという治療原則のことです。
・陰陽(いんよう)…八綱陰陽・虚実・表裏・寒熱の大概念です。陰:緩和、静止、内向、下降、寒冷、暗、女性/陽:激烈、運動、外向、上昇、温熱、明、男性。
陰陽学説は、紀元前300年ごろ周の時代に易に結び着いて始まったと考えられます。これは、現代数学の「多変量」の概念を持ち込んだものとして興味深いです。
宇宙に存在するすべての事物はすべて陰陽どちらかの属性をもち,どのような事物の内部にも陰と陽の二面があり,陰陽の間には相互依存,相互制約,相互転化の関係があると考えられています。
事物の内部も陰陽の対立した面に分ける事ができるので陰の中にもまた陰陽があり,陽の中にもまた陰陽があると無限に分けて行く事ができます。これを「陰陽可分」といいます。
陰は陽に,陽は陰に依存することを,「陰陽互根」といい,広く生理,病理,治療などの面に応用されています。
・脾胃(ひい)…脾胃;胃は現在の胃と考えてよいですが、脾は脾臓の事ではなく膵臓の働きに近いです。胃が消化した飲食物から滋養物質と水液を吸収し肺に送り、肺から全身に巡らせます。脾胃=消化器系のことです。
・陽虚(ようきょ)…陽虚;温める力が不足した状態です。陽気の働きが低下して、気虚の状態にさらに虚寒の冷えが加わる状態です。
・肝(かん)…西洋医学の肝臓より広い概念で、精神・自律神経機能も含めた働きをします。
・陰虚(いんきょ)…陰虚;冷やす力が不足しほてりやすくなった状態です。体の構成成分の液体、血・体液などが不足し、消耗、乾燥状態になります。虚熱証です。
本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●気力も体力もあまりない虚弱体質で)ある。
●栄養が行き渡らず血色もよくない。
●急に腹痛が起こったり、動悸がする。
●手足がだるくて疲れやすく、体が痛んで苦しい。
●腹直筋が張って引きつれる。
●手足がほてり、のどや口が乾燥して尿の量や回数が増え、鼻血が出やすい。
●便秘のときに下剤を使うと腹痛が起こり、渋り腹になってしまう。
●胃腸病でもないのに、おなかがシクシク痛む。
【小建中湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈腹痛〉 28歳の男性。170㎝、53㎏。6年前、事故で腹部に重傷を受けた。その後、回復したが、疲れるたびに、腹痛がおこるようになった。何回か検査を受けたが、原因はわからず、痛み止めの薬を渡されるだけだった。腹痛がおこると、仕事もできず、痛みが去るのを寝て待つだけだという。やせ型で、目に力がなく、いつもだるそうにしていた。そのほかは食欲も便通も正常だという。小建中湯を与えてみたところ、腹痛の回数が減り、痛み方も弱くなってきたという。調子が良いということで、継続中である。 ・現代病名:腹痛 |
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〈反復性臍疝痛〉 8歳男児。小学2年生になるのですが、毎朝のように腹痛がおこり、しばしば登校が困難になります。 この子どもの両親が事情で家におらず、この子は祖母の手ひとつで育てられました。診断してみますと栄養状態は悪くなく、小児科的には体重20キロとやせていることを除いて身体的に異常はないようでした。 腹痛はほとんど毎日起こりますが、特徴は長くても30分程で、学校に行かないことになるとまもなく治ります。特徴的なことは症状が進行性でないことです。つまり昨日より今日の方が重くなるという傾向がみられないことで、症状さえとれればけろりとして、いつもの健康な状態に戻ります。このようなことから反復性臍疝痛として小建中湯を与えました。これはとてもよく効いて、1ヶ月後には学校を休むことがほとんどなくなりました。驚いたことには体重が4ヶ月で4キロも増えたことです。約6ヶ月目で治療を中止しました。 ・現代病名:反復性臍疝痛 |
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〈持病の腹痛を漢方薬でコントロール〉 Yさん(53歳・男性)は、手術の後遺症で腸が癒着しています。そのため、冷えると腸の活動が鈍り、おなかが痛くなります。漢方に詳しい医師に腸の動きをよくする大建中湯を勧められ、痛みが起こるたびにこれを服用していました。 以前はそれで痛みが治まっていたのですが、最近になって、それでも痛みが止まらないことが何度かあり、医師に相談したところ、へそから上の痛みには小建中湯、下の痛みには大建中湯を飲むとよいと教えられました。今ではこの方法で症状をコントロールしています。 ・現代病名:腹痛 |
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〈漢方薬との併用で西洋薬の量が減った〉 バセドウ病を患っていたRさん(40歳・女性)は、処方された西洋薬を服用していましたが、どうしても解消されない動悸やめまいを何とかしたいと、漢方を処方する医院を訪れました。体力があまりないRさんには、小建中湯と、苓桂朮甘湯が処方されました。動悸が起こったときには小建中湯、めまいがするときには苓桂朮甘湯というふうに飲み分けるうちに、症状は軽くなり、それまで3錠飲んでいた西洋薬は1錠で済むようになったのです。 ・現代病名:動悸・めまい |
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〈小建中湯で目覚めがよくなった〉 Sさん(34歳・男性〕は胃下垂でやせています。仕事がら、夜遅く家に帰り、食事をしてすぐに寝るという生活を続けていました。朝は起きるのがつらく、朝食も食べられません。夕方になると、ひざから下がだるく、歩くのも面倒という状態でした。そこで、近くの漢方薬局を訪ねたところ、Sさんは薬剤師から寝る前に小建中湯1日分を1度に服用するよう指導されました。さらに、夜遅く食事をするのをやめたところ、10日ほどで朝の目覚めがよくなり、だるさも取れたとのことです。 ・現代病名:胃下垂 |
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〈漢方薬と、同じ拒食症の人との交流から、立ち直ることに成功〉 20歳になるM代さんは、15歳のころ、少し太っていた体が気になり、ダイエットを始めたのがきっかけで、拒食症になってしまいました。M代さんは何事にも頑張るタイプで、完全主義なところがありました。初めは単にやせることが目的で、ある程度まで体重が落ちたらダイエットをやめようと思っていたのですが、今度は太るのが怖くなり、食事を受けつけなくなってしまったのです。また、過食嘔吐をするようにもなってしまいました。何度か病院にも行ったのですが、まったく改善されません。 大学に通うようになって、摂食障害に悩む人たちのピアカウンセリングがあることを知り、思い切って参加することにしました。そこで自分と同じように拒食症に悩む人と交流し、互いに励まし合うようになってから、考え方が変わってきたそうです。 ピアカウンセリングに参加して1年もすると、過食嘔吐が少なくなり、食事も少しずつ取れるようになってきました。 あるとき、ピアカウンセリングの仲間から、少しよくなってきたら漢方薬も効果的だよと勧められ、早速漢方の薬剤師を訪ねたところ、体カ回復に小建中湯を勧められました。服用してから1ヵ月もすると徐々に食欲が回復してきて、それまで以上に食べられるようになったそうです。 現在でも、三度の食事を取るには少し抵抗がありますが、体重も次第に戻ってきているそうです。 ・現代病名:拒食症 |
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〈小建中湯でおねしょが治った〉 小学2年生のG君は、最近になってトイレが近くなり、授業中にすぐにおしっこがしたくなってしまうので、学校へも行きたがらなくなりました。また、夜中に何度もトイレに起きたり、おねしょも頻繁にするようになっていたのです。心配した母親は、G君をかかりつけの医院に連れていきました。医師は漢方治療も行っており、G君の証もよく分かっていたので、すぐに小建中湯を処方しました。飲みはじめて1週間ほどで、G君の尿が近い状態はだいぶ改善してきました。 授業時間ぐらいは我慢できるようになったので、安心して学校へ行けるようになり、さらに2週間後には、夜尿症もなくなったのです。 医師の話では、冷え症が原因とのことでした。幸いG君は、すぐに受診したため、回復も早かったようです。また、長ズボンの下にもスパッツをはいて足を温かくする、体を冷やす食べ物や飲み物を取らないなど、冷えに対する日常生活のアドバイスを忠実に守ったことがよかったのでしょう。 その後2ヵ月ほど漢方を飲み続けると、症状はすっかり治まったそうです。 ・現代病名:おねしょ |
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組成成分 |
中は中焦(消化器)の意で、弱った消化器をしっかりさせる方剤の桂枝加苛薬湯に膠飴(麦芽飴)を加えただけのものです。
膠飴は、たかが飴と考えやすいが、補性・潤性・升性・収敏性があり、強壮作用や夜尿症(降証・散証と考えられる)を治す作用がある。桂枝加芍薬湯は、顔色のよくない虚弱体質者の腹部膨満・腹痛を治す方剤であるから、それにさらに強壮作用や、夜尿症を治す効果を加えた方剤と考えればよいです。
小児の夜尿症や虚弱児の体質改善には、first choiceで用いてよい方剤です。ただし、顔色のあまりよくない虚弱体質であること、腹に振水音の著しくないことを条件とします。大人でも、虚弱者の神経性腹痛に用いてよい場合があります。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
●虚弱なおなかを丈夫に改善 |
●小児の夜尿症に、まずは小建中湯 |
●胃潰瘍は切らずに治療。かぜ体質には連用で体質改善 |
●弱ったおなかに効く「建中湯」トリオ
乾姜、人参、蜀椒、膠飴という4種類の生薬で構成される「大建中湯」に対し、桂枝、芍薬、甘草、大棗、生姜、膠飴の6種類の生薬で構成されているのが「小建中湯」です。蜀椒がない分、大建中湯より効き目がマイルドなため、主に消化器系が弱く頻繁に腹痛を起こす虚弱児に用いられます。また、桂枝、芍薬、甘草、大棗、蜀椒、生姜、人参、膠飴といった8種類の生薬で構成される「中建中湯」は、大建中湯と小建中湯を合方した漢方薬で、漢方の名医、故・大塚敬節博士が創方したものです。主に癒着性のイレウス(腸閉塞)の治療や予防に用いられます。
いずれも、建中湯の「中」は消化器系の内臓を指していて、体力が低下した人や、虚弱体質の人の弱った腹部を改善するのに有効な漢方薬です。