比較的体力の低下した方
胃熱証
急性胃炎、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、消化不良症、胃腸神経症、妊娠嘔吐、胃腸カタル、醗酵性下痢(泄瀉)、過酸症、胃拡張
●心下痞鞭
●浮腫、尿不利
(source)
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 六経によって急性熱病を識別し、治療する方法について説明している。→処方使用期間:1757年間
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証(症状・体質)判定を望む方は
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※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
…和法:和解あるいは調和の作用によって病邪を消除する治法です。
【中薬大分類】和解剤…調和を行う方剤です。和解の方法により病邪を解除する方剤です。少陽半表半裏の邪を解除したり、肝脾不和・脾胃不和を改善するもので、八法の【和法】に相当します。
【中薬中分類】調和胃腸剤(調和脾胃剤)…胃腸や脾胃を調和する方剤です。
熱虚(ねつきょ) …証(体質・症状)が、熱証(炎症)、虚証(比較的体力の低下)、湿証(浮腫)の方に適応します。
和胃止嘔・消痞止瀉・調和胃腸
・止瀉(ししゃ)…下痢を止めることです。
【生姜瀉心湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈生姜瀉心湯で胸焼けを解消〉 少し食べ過ぎただけで、いつも胸焼けやげっぷに悩まされていたCさん(42歳・女性)は、自宅近くの消化器内科で検査を受けたところ、急性胃炎と診断されました。Cさんは毎食後、医師の指示どおりに病院から処方された薬を飲んでいましたが、1ヵ月たっても症状は一向に改善しません。そこで、知人に教えてもらった漢方を扱う医院を訪れたところ、医師はCさんが中間的な証であることから、比較的薬効の穏やかな水毒解消の薬がよいと判断し、生姜瀉心湯を処方しました。この薬を毎日3回、2週間ほど服用したところ、食後の胸焼けやげっぷがいつのまにか消えていたのです。 現在、Cさんは近所の主婦仲間とつくった食べ歩きのサークルで、週に1度は 好きな中華料理や洋食を食べ歩けるまでになりました。 ・現代病名:急性胃炎 |
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●瀉心湯3兄弟の処方
半夏瀉心湯には、構成する生薬は同じでも、甘草が主薬となる「甘草瀉心湯」と、生姜を加えて主薬とする「生姜瀉心湯」という2種類の兄貴分的処方があります。甘草瀉心湯は、甘草の量を1g増やすだけですが、1日に数十回もトイレに通うようなひどい下痢(泄瀉)に効果があり、そのための不眠も改善されます。さらに、胃腸だけでなく、声が枯れてしまうようなノイローゼや夢遊病まで治った例があるそうです。
また、生姜瀉心湯は、半夏瀉心湯の乾姜2gを1gにして、新たに生姜を2g加えた処方です。胸の中が苦しく吐き気がする、胸焼けがするといった症状に効き、女性の場合は悪阻(つわり)にも効果があります。
このように、生薬の量を少し増減するだけで効力の方向転換ができる処方があります。今回の瀉心湯3兄弟は、主薬となる生薬を増減しただけですが、効能は上記のように異なってくるのです。