①化膿性疾患(擁・櫛)、皮膚疾患(湿疹や尋麻疹)の初期。
②フルンクロージス・アレルギー体質の改善薬として。
③乳腺炎・リンパ腺炎・麦粒腫(ものもらい)などの初期。
○比較的寒証で、湿証で、かつ著しい虚証でないことを証の条件とします。
患部の赤味が強く、化膿しやすい皮膚病
アレルギー性皮膚疾患・湿疹・皮膚炎・蕁麻疹(じんましん)・水虫
化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、急性湿疹、水虫、腫物、湿疹、にきび、フルンクロージスの体質改善、乳房炎、とびひ、乳腺炎、面疱、癰、せつ、麦粒腫(ものもらい)、おたふくかぜ(耳下腺炎)、中耳炎、外耳炎、頸部リンパ腺炎、皮膚病の内攻による腎炎、神経症、肩こり症
炎症・化膿傾向をもつ皮疹の初期で、痒み・滲出物などを伴うもの。
1.皮膚化膿症の初期。
2.湿疹・アトピー性皮膚炎。
3.脂漏性皮膚炎。
4.掌蹠膿疱症。
5.にきび(化膿傾向の強いもの)
6.蕁麻疹
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●化膿傾向をもつ丘疹によい
●分泌物の多いもの、苔癬化したものは効きにくい
●腹力中等、胸脇苦満
(source)
西暦1810年 江戸時代 『華岡青洲経験方』 華岡青洲
華岡青洲(1760年11月30日 - 1835年11月21日)は、江戸時代の外科医。記録に残るものとして、世界で初めて全身麻酔を用いた手術(乳癌手術)を成功させた。→処方使用期間:197年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0445 | 260錠 | 4,860円(税込) | ||
k0572 | 180包(顆粒剤) | 25,920円(税込) |
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1006 | 30日分 | 10,778円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1266 | (EK-6)2.0g×42包(2週間分) | 3,702円(税込) | ||
k1264 | (KB-6)3.0g×28包(2週間分) | 3,702円(税込) | ||
k1265 | (KB-6)3.0g×168包(12週間分) | 21,686円(税込) | ||
k1267 | (EK-6)2.0g×294包(14週間分) | 24,971円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…3.90 g ●一日分価格(税込)…241円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1764 | 252錠(2週間分) | 4,359円(税込) | ||
k1765 | 1764錠(14週間分) | 30,448円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1641 | (N6)2.0g×42包(2週間分) | 3,811円(税込) | ||
k1642 | (N6)2.0g×231包(77日分) | 19,692円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0278 | 180錠 | 5,184円(税込) |
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。 電話、Fax、Eメールで承ります。 弁証論治しましょう。 |
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k0391 | 540錠 | 13,932円(税込) |
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。 電話、Fax、Eメールで承ります。 弁証論治しましょう。 |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0621 | 42包(2週間分) | 5,016円(税込) | ||
k0749 | 2.5g×189包(63日分) | 19,703円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…3.50 g ●一日分価格(税込)…344円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1086 | 24包 | 3,780円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k2070 | 60包 | 6,912円(税込) | ||
k2071 | 500g | 30,888円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1716 | 2.0g×252包(84日分) | 26,067円(税込) |
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証(症状・体質)判定を望む方は
証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
…汗法:肺気を宣発し営衛を暢調にして膜理を開泄することにより、「遍身にちゅうちゅうと汗出づ」の状態にし、肌表にある外邪を汗とともに解除する治法です。
【中薬大分類】解表剤…発汗、解肌、透疹等をうながして、初期の感冒等表証に対処する方剤です。主に外感病の初期に使用します。
【中薬中分類】扶正解表剤…正気を補いながら解表する方剤です。虚証の外感表証に用います。
表熱実(ひょうねつじつ) …証(体質・症状)が、表証(急性症状)、熱証(炎症)、実証(体力中くらい以上)の方に適応します。
【気血津・臓腑証】
熱毒の皮疹(ねつどくのひしん)…清熱と去風の薬物の配合で、皮膚の炎症・化膿などに有効で、消炎・鎮痛・排膿に働きます。
ただし、消炎効果はあまり強くはなく、化膿しかけた時期に発散して排膿を促すものと考えて使用する方がよいです。利水の効能もあるので、炎症性滲出に対しても用いることができます。
エキス剤はメーカーによって配合や分量がやや異なり、連翹・桜皮の代りに樸漱を用いた方剤もあります。効能はほぼ同一と考えてよいですが、化膿を抑えるためには連翹が配合されている方が望ましいです。
【証(病機)】皮膚風熱(ひふふうねつ)
去風化湿・清熱解毒・清熱瀉火・去風
・去風化湿法(きょうふうけしつほう)…風湿の邪を発散させたり、動かして除き頭痛、関節痛、だるさ、微熱などを治す治療法です。
・清熱解毒法(せいねつげどくほう)…寒涼性の生薬を用い、熱毒の邪、発赤・腫脹・化膿・高熱を治します。
・清熱瀉火法(せいねつしゃかほう)…寒涼性の生薬を用い、熱や火邪(高熱・口渇・顔面紅潮・目の充血・腹満)を除く治療法です。
本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●化膿性の腫れものが単発、あるいは続発する。
●かゆみのある皮膚病である。
●肋骨の下を押すと抵抗や圧痛がある。
●食欲不振や疲労感がある。
●アレルギー体質で化膿しやすい。
【十味敗毒湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈水虫〉 40歳代の男子会社員。足に水虫があり、近頃は左の手のひらにもできて困ると言う。痒みがあり、熱感も少しあり、疲労感、便秘、胸脇苦満も少しみとめられる。十味敗毒湯を20日分程服用して、手は一応治ったということで廃薬したが、2年程たって手に再発した。再び十味敗毒湯を服用して手は治ってきた。手のひらも足も皮膚科医で検査したところ、足の方は治りにくいが、悪化はしないという。 ・現代病名:水虫 |
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〈アレルギー性皮膚炎〉 昭和31年11月23日初診。特異体質者で新薬に対して非常な過敏症である。3年前に高熱を出した時使用したペニシリンに反応を起こして、'全身に発疹し、3日後には発疹が黒色に変じてしまった。入院治療を受けたが、薬がほとんど使えないため、皮膚の色は元通りにはなっていない。3日前、発熱し、内科で注射されたことから、また3年前と同様の症状が出たため、漢方に望みを託して来院した。初診時の症状は、顔面と手の甲が赤黒く、腫れ上がって、チクチクする刺激感があり、動くと動悸がして苦しい。十味敗毒湯に連麹と薏苡仁を加味して投与したところ、2日後には腫脹がひき、赤黒い色も消失しはじめた。前後50日の服用でほぼ完治。廃薬した。・現代病名:アレルギー性皮膚炎 |
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〈十味敗毒湯で症状がよくなった〉 美容師のKさん(25歳・女性)は、お客さんの髪を染めたり、パーマをかけたりすると、手や顔がかぶれ、頻繁に化膿していました。このままでは、仕事にも支障が出るため、自宅近くの皮膚科医院で治療を受けたところ、医師からヘアダイ(髪染め)成分のパラフェニレンジアミンによる接触皮膚炎と診断され、ステロイド薬を処方されました。しかし、ステロイド薬で症状が一時的に改善しても、店に出ると、またかぶれて化膿することの繰り返しで、完治しそうにありません。そのうちにKさんは、このままでは転職しないかぎり治らないと思いつめるようになってしまいました。 心配した同僚がKさんを漢方薬局に連れていったところ、薬剤師から「仕事をしばらく休み、十味敗毒湯を毎日3回飲むように」と指示されました。 Kさんがわらをもつかむ思いで1ヵ月服用したところ、かぶれと化膿は徐々に改善していきました。Kさんは、まだ仕事には復帰していませんが、気長に体質改善を図っていくそうです。 ・現代病名:かぶれ |
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〈代表的な漢方薬で皮膚のかゆみが改善〉 会社役員のSさん(64歳)は、20年来の慢性じんましんに悩んでいました。都内の大学病院の皮膚科にかかり薬を処方してもらっていましたが、症状は緩和するもののなかなか根治しないため、昨年、思い切って漢方治療に切り替えました。 漢方薬局の診察で、Sさんは実証と判断され、さらに、酒をかなりたしなむことから、肝臓の働きを高める柴胡剤の一種の十味敗毒湯が処方されました。半年間の服用で、慢性じんましんはきれいに消えました。 ・現代病名:皮膚のかゆみ |
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〈脂漏性湿疹(風湿熱証)〉 35歳、女性【主訴】顔面の脂漏性の皮疹と掻痒感 【現病歴】初診の数年前より顔面の中央部分の皮脂分泌が多くなった。特に鼻翼の周囲に脂漏性の皮疹が頻繁に生じて、掻痒感がある。脂っこい食物を多く摂取したときや月経前はいつもより皮疹が目立つようである。放置していても軽快したり悪化したりする。 【初診時】鼻翼の周囲に脂漏性の局面がある。眉額部や額の髪の生え際にも軽度の湿疹性の変性がある、痛痒感は軽度。舌苔は黄賦。 【漢方医学的弁証】脂漏性の皮疹の状態や舌診より、風湿熱証と弁証される。 【治療経過】十味敗毒湯エキスを7日分ずつ処方。1週間日から痛痒感はほとんどなくなり、2週間日を過ぎたころから皮疹もほとんどなくなった。その後、2か月ほど漢方エキスの内服を続け、治癒と判断し、廃薬。 ・現代病名:脂漏性湿疹 |
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〈こまめに処方を変更して完治に導いた〉 R君(当時22歳〕は、生まれて間もなくアトピー性皮膚炎と診断され、20年以上も症状が続いていました。皮膚が赤くがさがさになって、のどの渇きや、立ちくらみなどの自覚症状がありました。高名な漢方研究医の診察を受けたところ、温清飲と茵蔯蒿湯を交互に飲むように指示されました。1週間後、汗をかきにくかったR君が汗をかくようになったところで、十味敗毒湯と越婢加朮湯に処方が変更されました。 これをしばらく続け、快方に向かっていましたが、9ヵ月後に炎症が再発。かゆみが出たため、今度は温清飲と越婢加朮湯が処方され、併行してオリーブオイルを外用するように指示されました。3ヵ月後、調子がいいので自分で薬を中断したところ、顔に湿疹が出て、ほてりとのどの渇きを覚えました。 医師に報告すると清上防風湯と越婢加朮湯を処方され、この服用を続けたところ、以後、再発はしなくなったということです。 ・現代病名:アトピー性皮膚炎 |
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組成成分各生薬の詳細説明にリンクします。 |
1.防風・荊芥・独活・川芎・生姜は、体表血管を拡張して発汗し、皮疹を透発させる(去風解表)。
防風・荊芥は痒みを止め、川芎・独活は鎮痙作用をもつ。
2.柴胡・桜皮・甘草(炙甘草)は、消炎・解熱・抗菌に働き化膿を抑制する(清熱解毒)。桜皮・桔梗・川芎は排膿作用をもつ。
3.柴胡・甘草(炙甘草)は、鎮静と自律神経系の調整に働く。
4.茯苓は、組織や消化管内の水分を血中に吸収して利尿作用により除く(利水)。防風・独活は利尿を補助する。
(補足)
本方は、本来解表剤であり、化膿性疾患に用いるのは、その応用である。消炎・抗化膿・抗菌・止痒・浮腫や分泌物の消退などの作用をもつ。
華岡青洲が荊防敗毒散という方剤(明時代の万病回春に掲載)をもとに創製したもので、化膿性疾患、皮膚疾患の初期にこれを消散する目的で、あるいはアレルギー体質を改善する目的でつくられたものです。
方剤中の主薬は荊芥・防風で、いずれも温性の発散薬で、皮膚疾患を治すには欠くことのできない薬物です。独活にも発散作用と鎮痛作用があり、桔梗には排膿作用、川芎には血液のめぐりをよくする作用、柴胡には消炎作用があります。これらはすべて発散性で、生姜の発散性も考えれば、構成生薬の大半は発散性薬物だと言うことができます。わずかに撲漱は収敏性です。茯苓という湿をとる薬物が入っていますが、荊芥・防風・独活・生姜・柴胡と大半が燥性の薬物で、方剤はかなり湿証向き、すなわち分泌物のある場合向きにできていることがわかります。
温性生薬が多いので、比較的寒証の方の皮膚疾患に適した方剤です。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
●肝機能を高め、毒素を排出する |
病症症状 | 合方 | 備考 |
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アレルギーによる喘息(ぜんそく)の場合 |
十味敗毒湯+半夏厚朴湯 » 十味敗毒湯+麻杏甘石湯 » |
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にきび及び便秘の場合 |
十味敗毒湯+大黄 » |
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皮膚の毛穴にばい菌が入って化膿するせつや癰(よう)、肛門周囲膿瘍(のうよう)、とびひ、水虫などの場合 |
十味敗毒湯+柴雲膏 » |
外用薬の柴雲膏を併用します。 |
瘀血に起因する汚臭(傷口の臭い)の少ない湿疹や蕁麻疹(じんましん)の場合 |
十味敗毒湯+桂枝茯苓丸 » |
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慢性化(6ヵ月以上治らない)した皮膚疾患の場合 |
十味敗毒湯+石膏 » |
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ニキビ、湿疹で患部が熱を持ったり、化膿したりする方に。 |
十味敗毒湯+桔梗石膏 » |
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