●腓腹筋けいれん(いわゆるこむら返り)
●消化管のけいれん性疼痛・胆石の疼痛発作・尿路結石の疼痛発作などの平滑筋けいれんによる症候。
●筋一筋膜性腰痛・坐骨神経痛・肩こり症・寝ちがいなどの骨格筋攣縮による症候。
●血中アンドロゲン高値を呈する多嚢胞性卵巣症候群・にきび(皮脂分泌が盛んで、面疱が顔面に広がるもの、特に若年者に多い)など。
(参考)
腓腹筋のけいれんには単独でよく効きます。その他のけいれんに使用する場合は、発作の原因を考えて原因療法と組み合わせて用います。
冷症で関節や筋肉が痛み、麻痺感があって四肢の屈伸が困難なもの
冷症で関節や筋肉が痛み、麻痺感があって四肢の屈伸が困難なもの
消化管の痙攣(けいれん)性疼痛、胆石・尿路結石の疼痛、慢性神経痛、慢性関節炎、関節リウマチ、筋肉リウマチ、五十肩、肩こり、坐骨神経痛
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●筋肉の痙攣(けいれん)、疼痛。
●冷え症。
(source)
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 六経によって急性熱病を識別し、治療する方法について説明している。→処方使用期間:1757年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0547 | 180包(顆粒剤) | 10,584円(税込) |
【カゴに入れる↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに商品が1個入ります。
複数個お買い上げの場合は数量を入力して、【カゴに入れる↓】ボタンをクリックして下さい。
別の商品の【カゴに入れる↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに別の商品が追加されます。
このご注文からSSL(セキュリティ機能)を使用しますので、あなたの情報は安全に守られます。
の使用ができるようになりました。
電話注文 » | FAX注文 » | メール注文 » | 直接来店 » |
証(症状・体質)判定を望む方は
証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
…和法:和解あるいは調和の作用によって病邪を消除する治法です。
【中薬大分類】和解剤…調和を行う方剤です。和解の方法により病邪を解除する方剤です。少陽半表半裏の邪を解除したり、肝脾不和・脾胃不和を改善するもので、八法の【和法】に相当します。
【中薬中分類】調和肝脾剤…肝と脾を調和する方剤です。肝気欝結による脾胃への横逆、または脾虚不運で肝陰が不足して疏泄が失調した脾虚肝乗により、胸脇脹痛・腹痛・悪心・嘔吐・下痢など肝胃不和・肝脾不和が見られるときに使用します。
裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)の方に適応します。
【証(病機)】陽虚寒凝・筋脈しゅつ急(ようきょかんぎょう・きんみゃくしゅつきゅう)
解痙止痛・温陽散寒
・止痛(しつう)…痛みを止めることです。
・温陽(おんよう)…温める力を補充することです。
・散寒(さんかん)…寒さの邪気を追い出すことです。
・陽虚(ようきょ)…陽虚;温める力が不足した状態です。陽気の働きが低下して、気虚の状態にさらに虚寒の冷えが加わる状態です。
【芍薬甘草附子湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈膝の痛み〉 膝の痛みが激しく、歩くとふくらはぎがつりやすい。体格は小柄でやせ型である。問診すると50歳過ぎより冷え症になったといい、靴下を2枚履いている。厚着をしていても、冬になると特に痛みが激しくなる。何とか痛みを取ってほしいと来店される。冷えが激しいことを目標に芍薬甘草附子湯を投与する。やせ型の人は、腹直筋の緊張・拘量がある場合が多く、芍薬甘草附子湯が奏効することが多い。この患者の場合も、芍薬甘草附子湯の投与により、以前程冷えを感じなくなり、膝やふくらはぎの痛みも緩和してきた。芍薬甘草附子湯は膝やふくらはぎの痛みなど整形外科領域の痛みのみではなく、内臓疾患により生じる痔痛にも冷えを目標に投与するとたいへん有効な薬剤である。 ・現代病名:膝の痛み |
|
〈五十肩とリウマチ〉 54歳の男子。顔色は黒褐色で肥満型、四年前から多発性関節リウマチで、大学病院の治療をうけている。現在も手指.腕.膝・足関節などが腫れて痛んでいる。最近右の肩から上騰にかけて不快な惨痛が起こってきたという。この患者に初め慧核仁湯を与えたところ、リウマチによる関節痛は非常に好転した。 ところが五十肩のほうはだんだんひどくなって、どうにもがまんがならないという。二朮湯・十味挫散・五積散・葛根湯加減などを与えたが効かず、一カ月半針治療の併用をすすめたが、これも少しも効果がないという。肩背筋の拘墜がひどいので、筋拘急を緩める目的で、芍薬甘草附子湯末(奇薬0.6、甘草0.4、加工附子末0.5)二回服用に転方したところ、一週間で非常に楽になり、一カ月後には電車の吊り革につかまることができるようになり、肩背の筋拘量が柔らかになって、ニカ月半でほとんどよくなった。時日の経過による自然治癒かということも考えられるが、本方を服用して数日間に、急速に癖痛が去り、筋の拘急が緩んだことは、本方の効果を認めてよいと思われるのである。 ・現代病名:五十肩とリウマチ |
|
組成成分 |
生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 効能1 | 効能2 | 効能3 | 効能4 | 大分類 | 中分類 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
芍薬 » |
6 |
君薬 |
止痙 |
止痛 |
柔肝 |
補血 |
補虚薬 |
補血薬 |
甘草 » |
6 |
臣薬 |
止痙 |
止痛 |
生津 |
補気 |
補虚薬 |
補気薬 |
附子 » |
2 |
佐薬 |
補陽 |
止痛 |
温裏薬(散寒薬) |
・君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。 |
芍薬(白)・甘草(炙甘草)は、骨格筋・平滑筋のけいれんを強く抑制して、鎮痛に働きます。また、鎮静作用もあります。
このほか栄養・滋潤作用をもっています。
(補足)
本方は肝の陰血を補うことによって柔肝し、筋脈を濡養して疏泄を正常に行わせる働きがあり、鎮痙・鎮痛の基本処方として多くの処方に配合されています。
芍薬甘草湯に附子を加えたものです。附子は熱性薬の代表であるとともに、鎮痛作用もあるので、芍薬甘草湯を用いたい場合で、冷えや悪寒のある場合に適します。
ことに上下肢が冷えてつれ、痛むものには、格好の方剤です。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。