●肺の働きを強める漢方薬です。
●息切れのする方や、食欲不振の方に用います。脾(胃腸)の働きを高めて、肺の機能を促進します。
×上薬ですので、副作用はありません。
やせて顔色が悪くて、食欲がなく、つかれやすい方
脾気虚証(食欲不振・膨満感・下痢(泄瀉)傾向)/気虚証(元気が無いこと)治療の基本方剤
慢性胃腸炎、貧血症、嘔吐、下痢(泄瀉)
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●無気力、全身倦怠
●腹部軟弱
●胃腸虚弱
(source)
西暦1107年 宋時代 『和剤局方』 陳思文 太平恵民和剤局方(たいへいけいみんわざいきょくほう)ともいう。宋・太医川編。1078~1085年に刊行。宋代の薬局法ともいうべき書で、ちなみに日本の薬局方の名はこの書より起ったものである。現存するものは10巻で諸風、傷寒など14門、788方に分類される。処方毎に主治、配伍、修制法などが記されており、広く流布し、影響の比較的大きい書である。→処方使用期間:900年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0686 | 42包(2週間分) | 5,465円(税込) | ||
k0814 | 189包(63日分) | 21,576円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…2.75 g ●一日分価格(税込)…434円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1711 | 2.0g×252包(84日分) | 40,305円(税込) |
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証(症状・体質)判定を望む方は
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※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
…補法:気血陰陽あるいは臓腑の虚損を補養する治法です。
【中薬大分類】補益剤…正気を補う方剤です。補益薬を主体にして正気の不足である虚証を改善する方剤です。扶正剤・補剤ともいいます。
【中薬中分類】補気剤…気を補う方剤です。気虚を改善する方剤です。益気剤ともいいます。
裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(超虚弱)、湿証(水分停滞)の方に適応します。
【気血津・臓腑証】
気虚(ききょ)…元気が無い、気力が無い、疲れやすい、動きたがらない、口数が少ない、横になりたがる、日中に眠くなるなどの方のための方剤です。
【証(病機)】気虚・寒虚(ききょかんきょ)
補気健脾・利水消腫
・気虚(ききょ)…気が減少する事です。気が不足している状態です。消化機能が衰えて栄養が行き渡らなくなるため、心身の活動性に支障が起こり、だるさ・疲労・食欲不振・風邪をひきやすいなどの症状が現れます。
気の働き(推動・温煦・防御・固摂・気化)が不足した状態です。疲労倦怠感、食欲不振、泥状便、息切れ、脈無力などの症状があります。
・補気(ほき)…気を補う=益気のことです。
・健脾(けんぴ)…脾の働きです。脾胃の機能を正常にする治療法です。
・消腫(しょうしゅ)…腫れ(はれ)、腫れ物を消すことです。
本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●消化機能がひどく衰え、気力も衰えて貧血傾向である。
●食欲がなく、少し食べるとすぐに胃が張って苦しくなる。
●やせて体重が増えず、顔色が悪い。
●手足がだるく、疲れやすい。
●元気がなく、言葉に力がない。
●ときには、吐き気が起こり、嘔吐や下痢(泄瀉)、腹鳴がある。
●腹筋がきわめて弱く、腹壁が薄くて軟らかい。
【四君子湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈痔疾脱肛〉 紀州毛利氏が痔を病むこと多年に及び、肛門潰欄、時々膿血を出し、その悪臭がひどい。面色は倭黄となり・肢体倦怠し・諸薬を試みたが効がない。余に治を求めてきた。予はこれに四君子湯に黄老日、魂角を加えて与えたが、服すること百余割に及んで全く癒えた。・現代病名:痔疾脱肛 |
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〈痔疾脱肛〉 紀州の本間氏が痔を患い、直腸が突出して惨痛が甚しい。四君子湯を用いたが、これも全く癒えた。・現代病名:痔疾脱肛 |
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〈慢性下痢〉 熊野の岩手氏は多年にわたって泄瀉(水瀉性下痢)を患い、腹が張って、顔色が悪く、すっかり痩せ衰えて、諸薬を与えたが癒えない。脈を診ると弱くてしぶっている。そこで四君子湯を与えること五十余日、後で陳皮と木香を加えたが、すっかりよくなった。・現代病名:慢性下痢 |
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〈食欲不振〉 15歳の少女。平素から身体が弱く、顔色も悪く、痩せていた。一カ月前からときどき嘔吐があり、食が進まず、疲れて元気がない。脈は微弱で手足が冷える。心下部に振水音を証明する。大便一日一回、これに人参湯を与えたところ、二~三日で嘔吐はやみ、食が進むようになったが、五日目より全身に浮腫が現われ、眠れなくなった。そこで四君子湯にしたところ、小便がよく出て、すっかりよくなった。 ・現代病名:食欲不振 |
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〈食欲不振〉 生後三カ月の男の児。二週間前から乳をのまなくなり、だんだん痩せてきた。小児科ではどこも悪くないという。腹を診ると、小さくて、臍下が陥没していて力がない。下痢も嘔吐もないが、これに四君子湯を与えた。二~三日すると食欲が出て、乳をぐんぐんのむようになった。 ・現代病名:食欲不振 |
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〈四君子湯で食欲が落ちなくなった〉 72歳になる女性のAさんは、常に食欲がなく、食べるといつまでも胃がもたれて、しかたがありませんでした。ときには、みずおちのつかえを感じることもありました。漢方を扱う医院を訪れたところ、虚証で体も小さかったAさんには、四君子湯が処方されました。服用を1ヵ月ほど続けたところ、症状が好転し、食欲が落ちることもなくご飯がおいしく食べられるようになりました。もう3年ほど服用を続けていますが、食欲も減退せず、毎日元気に過ごしています。 ・現代病名:みずおちのつかえ |
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〈漢方薬でストレスが解消され、徐々に食欲も回復〉 Y子さん(22歳)は芸術系の大学の学生です。それまでは、拒食症などとはまったく無縁の健康的な生活を送っていたのですが、大学3年生のときに担任となった教授と意見が合わず、それが精神的なストレスとなり、食欲不振と食べては吐くという生活が半年ほど続いていました。Y子さんは比較的体格がよく、体重も60kg近くあったのですが、50kgを切るまで減少してしまい、周囲からも「すごくやせたね」と心配されるようになってしまったのです。 不安になって、かかりつけの漢方を扱っている病院に行くと、拒食症と診断されました。処方されたのは精神的なストレスに効果のある桂枝加竜骨牡蛎湯と体力を回復するための四君子湯でした。また、原因が担当教授との人間関係にあると本人も分かっていたので、医師にも担当教授を代えてもらうようにすべきと勧められ、すぐに大学に交渉して別の教授につくことにしました。 その後2ヵ月ほどは食べられない状態が続きましたが、精神的なストレスがなくなったこともあり、徐々に食欲が戻り、体力も回復してきたそうです。 ・現代病名:拒食症 |
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組成成分 |
人参・白朮・茯苓・甘草の四つは、いずれも副作用がなく、長く常用してますます健康になる、いわゆる「上薬」にランク付けされる薬で(もちろん厳密に言えば、体質が合っていない場合は必ずしも副作用がないとは言い切れませんが)、そのために四君子湯と呼ばれるのです。生姜・大棗はペアとして、桂枝湯にも柴胡剤にも、方剤の副作用を防ぎ、あるいは緩和する目的で加えられるもので、ここでも同じような目的で加えられていると考えればよいです。
ところで人参・白朮・茯苓・甘草は、人参湯の乾姜の代りに茯苓を加えたもので、乾姜を用いた場合よりもさらに水分の停滞を除く作用が強く、人参湯よりもより湿証向きの方剤となっています。すなわち、胃内停水や腸鳴があり、下痢(一種の湿証と漢方では考える)をする場合に好適な方剤と言うことができます。六君子湯よりも半夏と陳皮が少ないが、陳皮には瀉性があるし、半夏には降性がある(下痢を治すには升性の薬が必要)ので、虚証が強く下痢の続く場合には、六君子湯よりも四君子湯の方が向いていることがわかります。
構成生薬はすべて温性薬または平性薬で、かつ補性薬であり、寒虚証向きの方剤であることは人参湯の場合と同様です。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
●機能が衰えた胃腸を治療 |
●虚証に「超jがつくほど弱った方に |
上薬です。