●桂枝茯苓丸を使うべき状態で、皮膚の荒れやニキビ・シミ・ソバカスのある場合に使用します。最も普通には、月経不順のある比較的虚証の方の同様の症状に対して用います。
鬱血しやすい人のニキビ、しみに
鬱血しやすい人のニキビ、しみ
にきび、しみ、手足のあれ、そばかす、肌荒れ、日焼け、月経不順、血の道症、尋常性座瘡、手掌角化症、肝斑、盲腸炎、子宮筋腫。
●配合生薬の桃仁や牡丹皮により、妊娠によくない影響をする可能性があります。大量でなければまず心配ないのですが、妊娠中の服用については医師とよく相談してください。
●冷えのぼせ
●瘀血症状
●少腹鞭満、瘀血の圧痛点
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0735 | 42包(2週間分) | 3,275円(税込) | ||
k0863 | 189包(63日分) | 14,676円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…3.75 g ●一日分価格(税込)…239円
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証(症状・体質)判定を望む方は
証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
【中薬大分類】理血剤…血の運行を調節する方剤です。理血薬を主体にして血分を調理し、血分の病変を改善する方剤です。
【中薬中分類】活血化瘀剤…滞った血(瘀血)を流す方剤です。蓄血・血瘀による疼痛・腫脹・腫瘤・半身不随・月経痛・無月経あるいは産後の悪露停滞・化膿症初期・狂躁などのさまざまな病変に使用します。
裏熱実(りねつじつ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、熱証(炎症)、(体力中くらい)、瘀血(血流停滞)の方に適応します。
【証(病機)】血瘀痰飲(けつおたんいん)
活血化瘀・消散チョウ塊
【桂枝茯苓丸+薏苡仁の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈桂枝茯苓丸加薏苡仁でにきびの悩みを解消〉 結婚を4ヵ月後に控えたTさん(26歳・女性)の悩みは、10代のころから治らないにきびです。洗顔やスキンケアを丹念に行い、食生活にも気を配り、美容 皮膚科が専門のレディースクリニックで最先端のレーザー治療やビタミンC誘導療法を受けていますが、期待するほどの治療結果は得られていません。そこで、Tさんは、雑誌で見た漢方特集を手掛かりに、漢方を扱う医師を訪れ診察を受けてみました。胃が弱く、心下部のつかえとへそのわきに圧痛があり、月経不順のあるTさんには、桂枝茯苓丸加薏苡仁が処方されました。 服用して2ヵ月ほど過ぎると、胃の調子が徐々によくなり、それとともに月経不順が軽くなりました。また、にきびもあまり目立たなくなり、化粧のノリも断然よくなりました。 Tさんは「漢方に出会って幸運でした。結婚後もこの薬を飲み続けます」と話しています。 ・現代病名:ニキビ |
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〈漢方による体質改善で腋臭が解消〉 Kさん(50歳・女性〕は、漢方を処方する産婦人科で乳がんの術後検査を受けたときに腋臭であることが分かりました。もともと汗をかきやすい方でしたが、わきが臭いという自党がなかったKさんは、診断結果を聞いてとても驚きました。 しかし、Kさんは医師から術後の体調管理はもちろん、腋臭の解消にも漢方薬が有効であると聞き、漢方での腋臭治療も併行して行うことにしました。 虚弱体質で冷え症のKさんに処方されたのは、各種婦人科系疾患によく用いられる桂枝挟苓丸加薏苡仁と、体を温め、体力をつけるとともに水はけをよくする真武湯でした。 これを飲み続けたところ、月日がたつごとにKさんの体調は改善されていきました。そして、享げんの再発もなく、体力もついて心身ともに落ち着いてきたころには、腋臭はすっかり解消していたそうです。 ・現代病名:腋臭 |
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〈体が温まるとかゆくなるおりものに悩む〉 婦人科検診を受けたときに5cmほどの小さな子宮筋腫があると診断され、経過観察中のM子さん(43歳・女性)は、その後、急にかゆみのあるおりものが増えたので、再度受診しました。婦人科では「病気ではない」といわれるものの、粘っこいおりものが出てかゆくて仕方がありません。特に、入浴などで温まると、全身に強いかゆみが襲ったそうです。 医師に相談したところ、桂枝茯苓丸加薏苡仁と、桂枝麻黄各半湯を処方されました。前者は瘀血の駆除に、後者はじんましんに効果のある漢方薬です。 服用後、2週間で全身のかゆみは取れ、2ヵ月でおりものが気にならなくなりました。さらに、4ヵ月後に子宮筋腫のエコー検査を受けたところ筋腫もなくなっていました。筋腫分娩といって、筋腫がはがれて排出されたらしいのです。 M子さんは漢方の威力に驚き、すっかり漢方のファンになったそうです。 ・現代病名:おりもの |
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〈5cmと3cmの子宮筋腫が漢方治療でなくなった〉 Y子さん(48歳)は、約5㎝と約3cmの子宮筋腫が発見されたため、定期的に検査を受けて経過を観察していました。ある日、かねてから関心のあった漢方治療を試してみようと、漢方の専門医のもとを訪れました。Y子さんは中肉中背で体力も中程度でしたが、入浴後、すぐに湯冷めをしてしまうほどの冷え症であったことから、血をめぐらせて冷えを解消する桂枝茯苓丸と、腫れものに有効な薏苡仁の合方が処方されました。さらに、医師からは冷えを予防するためのアドバイスももらいました。 医師の指示どおり漢方薬を飲み、冷え対策をするようになって半年後、婦人科で子宮筋腫の検査を受けたY子さんは、医師から3omの筋腫がなくなっていると告げられたのです。さらに1年後、再び検査を受けたところ、5cmの筋腫もきれいに消えていました。そればかりか、いつのまにかコレステロール値もぐんと下がっていたのです。 本来の子宮筋腫の治療に加え、うれしい副効果を体験したY子さんは、現在も漢方薬を飲み続け、元気に毎日を送っているそうです。 ・現代病名:子宮筋腫 |
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1.桃仁・牡丹皮・芍薬〔赤芍)は、鬱血を改善し、血腫を分解・吸収し、血液循環を改善します(活血化瘀)、また、腹腔内の循環障害によって生じた腫瘤を消退させます(消癩)。
2.牡丹皮、芍薬(赤芍)は、消炎・抗菌・鎮痛・解熱の作用をもちます。
また、牡丹皮は子宮粘膜を充血させて子宮機能を改善し、芍薬は子宮筋の収縮調整に働きます(調経)。
3.茯苓は、組織中の水分を血中に吸収して(利水)浮腫(むくみ)を軽減します。
4.牡丹皮・芍薬・茯苓は、鎮静作用をもちます。
5.桂皮は、血管拡張により主に動脈側の血行を促進し、活血化瘀の効果を補助します。また、消化液分泌・蠕動促進により薬物の吸収を強めます(理気)。動悸を鎮める効果もあります。
(補足)
本方は、活血化瘀の桃仁・牡丹皮・芍薬の効果を、通陽の桂皮で強めている。桂皮は、頭部の血管を拡張して「のぼせ」を発来するので、芍薬を配合してこれを抑制します。
慢性疾患ではうっ血症状が生じることが多いので、本方を補助的に用いると良いです。
桂枝加芍薬湯の系列に入る方剤です。生姜・大棗の組と甘草を除いて、その代りに駆瘀血薬の代表ともいうべき桃仁・牡丹皮と、利尿・鎮静効果のある茯苓を加えたものと見ることができます。
桂枝にはのぼせを下げる効果が、芍薬には鎮痛効果があり、方剤は全体として、瘀血のために、のぼせ感やイライラ感、痛みを伴う場合に適したものです。
全体として補性薬・燥性薬が多く、虚証で湿証向きと言えますが、補性・燥性とも強くはなく、むしろ虚証の著しい場合には不向きです。またやや温性に傾くが、それも強くはなく、方剤は熱証・寒証、実証・虚証を問わず、かなり広範囲に使ってよい駆瘀血剤と言えます。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。