虚弱体質で血色の悪い方
心の気血両虚の動悸・倦怠・不眠/心脾気血両虚を治療する名方剤/脾不統血による出血
貧血、不眠症、不安神経症、胃潰瘍、腸出血、子宮出血、血尿、食欲不振、神経性心悸亢進症、健忘症、神経衰弱、ヒステリー、白血病、再生不良性貧血、バンチ氏病、遺精、嚢腫腎、瘰癧(るいれき)の潰瘍、慢性淋疾
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●全身倦怠、易労感、胃弱
●貧血様顔貌
●手足の冷え、動悸
●不眠、健忘
(source)
西暦1253年 南宋時代 『済生方』 厳用和 《厳氏済生方》ともいう。10巻。中風、中寒などと、内・外・婦人科など79篇で、先ず病候を述べ後に方剤を記している。作者が試用し有効だった450余首が選録されている。→処方使用期間:754年間
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0973 | 30日分 | 16,178円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0676 | 42包(2週間分) | 6,002円(税込) | ||
k0804 | 189包(63日分) | 21,686円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…4.50 g ●一日分価格(税込)…472円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k2218 | 13g×10丸(5~10日分) | 6,480円(税込) |
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証(症状・体質)判定を望む方は
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※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
…補法:気血陰陽あるいは臓腑の虚損を補養する治法です。
【中薬大分類】補益剤…正気を補う方剤です。補益薬を主体にして正気の不足である虚証を改善する方剤です。扶正剤・補剤ともいいます。
【中薬中分類】補血剤…血を補う方剤です。血虚に対する方剤です。養血剤ともいいます。
裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)、血虚(血流不足・貧血症状)、気虚(心身疲労)の方に適応します。
【証(病機)】心脾両虚(しんぴりょうきょ)
気血双補・補脾・養心安神・補養心脾
・気血双補剤(きけつそうほざい)…補気剤と補血剤の構成を合方したものになります。ただし、血虚は多くの場合気虚に不随して発生するので、気血双補剤の主体は補気にあります。
・補脾(ほひ)…脾の機能を高めることです。
・養心安神法(ようしんあんじんほう)…心の陰血が不足して起こる心神不安の治療法です。
・心脾両虚(しんぴりょうきょ)…心と脾の機能が同時に落ちた状態です。食欲不振や不眠が起ります。
【帰脾湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈帰脾湯で紫斑病を克服〉 住職のKさん(56歳・男性〕は、半年ほど前から原因不明の皮下出血(紫斑)に悩まされていました。「もしや悪い病気では」と不安になり、大学病院で検査を受けたところ、血小板減少症との診断を受け、外来に通院しています。 ただし、通院当初は、検査を受けても原因がはっきりしないことや、病院でもらう薬を飲んでもあまり症状が改善しないことから、Kさんの不安は徐々に高まり、イライラしたり、弱気になったり、精神状態の安定しない毎日でした。 そこで、担当医師が同僚の漢方を扱う医師に相談したところ、Kさんの精神状態が症状を悪化させているとの判断から、帰脾湯を勧められました。Kさんが服用を始めると、2ヵ月ほどで血小板が増加しはじめ、出血傾向も軽くなりました。 Kさんは元気を取り戻し、毎朝、勤行に励んでいるそうです。 ・現代病名:血小板減少症 |
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〈漢方薬で不正出血が止まり体力が回復した〉 会社員のAさん(20代後半)は、仕事と家庭を両立させている頑張り屋の女性です。ただ、昔から目立って丈夫な方ではなかったので、年に何回かは体がもたなくなって会社を休むときがあったそうです。そんなAさんの体を心配していたお姑さんが、再び彼女が体調を崩したとき、知り合いの漢方研究医がいる病院に連れていきました。 Aさんは貧血で顔色が悪く、最近はときおり動悸がして、夜あまりよく眠れずに、寝汗をかくといいます。医師がほかに気になる症状を尋ねると、疲れからか、最近、物忘れしてしまうことがあるということでした。さらに、Aさんは胃腸が弱く、月経不順で不正出血もありました。 そこで、医師は、止血作用のある帰脾湯という漢方薬を処方しました。 すると、ほどなく出血の方は気にならなくなり、やがて、貧血も日常生活に支障ない程度に回復しました。 漢方治療を始めて1年もすると、体調を崩すことがなくなり、会社を休まなくてすむようになったということです。 ・現代病名:貧血 |
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組成成分 |
四君子湯に酸裏仁以下を加えたものです。酸棗仁・竜眼・遠志はいずれも降性で、鎮静・催眠作用があり、木香には理気・健胃作用があります。当帰と竜眼には貧血を治す作用があり、さらに黄耆には強壮作用があります。これらの作用が四君子湯の作用に加わったものと思えばよいです。
加えられている薬物も大半が温性で補性ですから、四君子湯の場合と同じく寒虚証向きです。しかし四君子湯と比べて、湿を除く作用は弱いです。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
●低下した造血・消化機能を改善 |
左の写真は当帰の花です。 |
帰脾湯は、『済生方』という処方集が原典とされています。『済生方』は中国南宋時代の漢方医・厳用和によって編纂されたため、正式には『厳氏済生方』といい、厳氏が試用して有効だった450余りの処方が選録されているものです。
ところが、そこに紹介されている帰脾湯の構成生薬は、実は12種類でなく、当帰と遠志が入っておらず、10種類だったといわれています。そして、後に明の時代の医者であった醇立斉によって、当帰と遠志が加えられ、現在の帰脾湯の基本となる処方がつくられたのだそうです。