食欲があって、鼻づまりのある方
風寒性(悪寒)のカゼ・鼻炎
鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎、鼻閉
1.副鼻腔炎で、粘稠な鼻汁・鼻閉・頭痛のあるもの。
2.感染症の初期で、発熱・悪寒・無汗・頭痛・身体痛・項背部のこわばり・脈は浮緊の表寒・表実を呈するもの。
インフルエンザ・感冒・鼻炎・その他感染症の初期など。
3.副鼻腔気管支症候群。
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●鼻腔、副鼻腔の炎症症状
●項背強
(source)
西暦1800年 日本時代 『本朝経験方』 日本で生まれて経験的に幅広く用いられているが明確な創作者がわかっていない処方。→処方使用期間:207年間
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0375 | 260錠 | 4,104円(税込) | ||
k0556 | 180包(顆粒剤) | 25,920円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1260 | (EK-2)2.5g×42包(2週間分) | 3,056円(税込) | ||
k1258 | (KB-2)3.75g×28包(2週間分) | 3,056円(税込) | ||
k1259 | (KB-2)3.75g×168包(12週間分) | 17,513円(税込) | ||
k1261 | (EK-2)2.5g×294包(14週間分) | 20,590円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1748 | 252錠(2週間分) | 2,946円(税込) | ||
k1749 | 1764錠(14週間分) | 20,799円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1603 | (N2)3.0g×42包(2週間分) | 2,497円(税込) | ||
k1604 | (N2)3.0g×168包(56日分) | 9,397円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0618 | 42包(2週間分) | 4,359円(税込) | ||
k0746 | 189包(63日分) | 16,210円(税込) |
●一日分生薬乾燥エキス量…4.00 g ●一日分価格(税込)…314円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1082 | 24包 | 2,700円(税込) | ||
k1083 | 64包 | 7,020円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0478 | 153錠(17日分) | 4,039円(税込) |
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。 電話、Fax、Eメールで承ります。 弁証論治しましょう。 |
|
k0479 | 460錠(51日分) | 10,908円(税込) |
●小太郎の協力会製品のご注文はインターネットではできません。 電話、Fax、Eメールで承ります。 弁証論治しましょう。 |
●一日分生薬乾燥エキス量…2.25 g ●一日分価格(税込)…231円
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k0535 | 30ml×3本 | 1,188円(税込) |
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
---|---|---|---|---|
k1704 | 2.0g×252包(84日分) | 17,305円(税込) |
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証(症状・体質)判定を望む方は
証の判定メニュー画面へ »
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
…汗法:肺気を宣発し営衛を暢調にして膜理を開泄することにより、「遍身にちゅうちゅうと汗出づ」の状態にし、肌表にある外邪を汗とともに解除する治法です。
【中薬大分類】解表剤…発汗、解肌、透疹等をうながして、初期の感冒等表証に対処する方剤です。主に外感病の初期に使用します。
【中薬中分類】辛温解表剤…温めながら解表(体内表面の邪気を除く)する方剤です。風寒表証(表寒)に用います。
表寒実(ひょうかんじつ) …証(体質・症状)が、表証(急性症状)、寒証(冷え)、実証(体力中くらい)の方に適応します。
【証(病機)】風寒犯肺鼻塞(ふうかんはんはいびせん)
辛温解表・生津・宜肺通鼻
・辛温解表法(しんおんげひょうほう)…辛温解表法:辛温の薬で温め風寒の邪を体表から発散させる治療法です。悪寒、頭痛、発熱を治します。類語:祛風散寒法(きょふうさんかんほう)。
・生津(せいしん)…唾(つば)を出させて、咽(のど)の渇きを取ることです。
・宣肺(せんはい)…肺の機能を高めることです。
・風寒(ふうかん)…風邪+寒邪です。
本方剤の適応する使用目標は次のとおりです。
●中程度の体力はあるが、鼻が弱い。
●首の後ろから肩、背中にかけて、こりがある。
●かぜをひいたとき、ひどい鼻づまりになり、頭痛や頭重感がある。また、急性の副鼻腔炎になった状態。
●鼻水が出たり、膿を含んだような黄色い汁が出る。
【葛根湯加川芎辛夷の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈急性蓄膿症〉 小6の男児。昨秋2回目のインフルエンザ予防注射をしてから40度の発熱があり2日間、学校を休んだ。医師にかかり解熱したが、その後に鼻がつまるようになって、下を向くと前額部が痛くなるのが主訴である。いつも小児用のアスピリン製剤を常用して頭痛をおさえているという。 現在、顔色はあまりよくないが、熱はないし食欲もある。鼻血が出る傾向なので体育は見学しているとのことである。耳鼻科でX線などによって急性蓄膿症という診断を受けている。 既往症としては、小4の時、仮性近視や登校拒否などがあり、有名な漢方医にかかったことがある。身長は153㎝、体重は47㎏。問診してみると、後頭部ぼんのくぼあたりをもむと気持ちが良いという。首すじのこりや肩こりがある。便通は1日1回きちんとある。食物は酢の物が好きでよく欲しがると母親はいっている。そこで、葛根湯加川キュウ辛夷を15日分与えて様子をみたところ、頭痛、肩こりなどの症状が改善されてアスピリンが不要となり、耳鼻科で検査の結果、急性蓄膿症が治っているといわれたと喜んで報告にみえた。 ・現代病名:急性蓄膿症 |
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〈手術でも治らなかった蓄膿症が漢方で治った〉 Kさん(45歳・男性)は1年ほど前、アレルギー性鼻炎から移行した蓄膿症の手術を受けました。しかし、術後も症状はあまり改善されず、季節や体調によっては相変わらず鼻水・鼻づまりに悩まされる日々を送っていました。そんなKさんが漢方薬に興味をもったのは、自然なことだったかもしれません。漢方を扱う医師を訪れたKさんの症状は、蓄膿症による鼻水・鼻づまりのほか、のぼせとひどい頭痛、肩こりでした。体力がわりとあるKさんには、葛根湯加川芎辛夷が処方されました。 Kさんは漢方薬を服用しながら、友人に勧められた鼻洗浄にも挑戦しました。その効果もあってか、1ヵ月を過ぎたころには鼻づまりが解消され、頭痛もずいぶん軽くなってきました。引き続き漢方の服用を続け、3ヵ月後にはついに完治したそうです。 現在では、かぜをひいたときに葛根湯を飲むようにして、鼻の症状が悪化しないように心がけているそうです。 ・現代病名:蓄膿症 |
|
組成成分 |
生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 効能1 | 効能2 | 効能3 | 効能4 | 効能5 | 大分類 | 中分類 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
麻黄 » |
4 |
臣薬 |
辛温解表 |
平喘 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
|||
桂皮 » |
2 |
佐薬 |
辛温解表 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
||||
生姜 » |
1 |
使薬 |
辛温解表 |
化痰 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
|||
葛根 » |
4 |
君薬 |
辛涼解表 |
生津 |
止痙 |
活血 |
解表剤 |
辛涼解表薬 |
|
芍薬 » |
2 |
佐薬 |
斂陰 |
補血 |
補虚薬 |
補血薬 |
|||
大棗 » |
3 |
使薬 |
斂陰 |
健脾 |
補虚薬 |
補気薬 |
|||
甘草 » |
2 |
使薬 |
調和 |
健脾 |
補虚薬 |
補気薬 |
|||
川芎 » |
3 |
佐薬 |
活血 |
止痛 |
排膿 |
理気 |
散寒 |
活血化瘀薬(理血薬) |
|
辛夷 » |
3 |
佐薬 |
辛温解表 |
通竅 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
・君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。 |
1.麻黄・桂皮・生姜・葛根は、発熱状態では発汗・解熱に働き、悪寒・頭痛・身体痛などの表証を緩解する(辛温解表)。川芎も血管拡張により発汗を強める。
芍薬・甘草(灸甘草)・大棗は、発汗過多になるのを抑制する(斂陰)。
2.葛根・芍薬・甘草(灸甘草)`大棗は、筋肉のけいれんを緩解する(舒筋)。葛根は、特に項背部のこわばりに奏効する。
また、4薬はすべて滋潤の効果をもつ。
3.辛夷は、鼻粘膜の腫脹を消退させて鼻閉を緩解する(通竅)。川芎は、排膿作用をもち、また頭痛を止める(止痛)。
4.桂皮・生姜は、消化液の分泌を高め、蠕動を調整して消化吸収を補助する(理気)。
(補足)
本方は、葛根湯に川芎・辛夷を加えたもので、副鼻腔炎に用いるが、炎症傾向の強い場合には石膏などの配合を要する。
葛根湯を用いる状況に使用してもよい(この場合は辛夷は無視する)。
葛根湯に川芎と辛夷を加えたものです。辛夷はコブシの花の蕾(つぼみ)で、鼻を開く作用があるとされます。川芎は辛夷の作用を助け、副作用を除く目的で加えられています。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
●鼻の疾患をきれいに治す |
●鼻づまりや慢性鼻炎の良薬です。 |
病症症状 | 合方 | 備考 |
---|---|---|
慢性鼻炎で便秘のある場合 |
葛根湯加川芎辛夷+大黄 » |
|
副鼻腔炎で熱が出た場合 |
葛根湯加川芎辛夷+石膏 » |
|
蓄膿症で炎症や鼻づまりが強く、ときに膿性鼻汁を伴う方に。 |
葛根湯加川芎辛夷+桔梗石膏 » |
|
●日本で上薬を加味した新処方
葛根蕩は『傷寒論』を原典とした中国からの伝統的な処方ですが、葛根湯加川菖辛夷に関しては「本朝経験方」といって、日本(本朝)で経験的に創成された加味方とされています。具体的に誰がつくったのか定かではありませんが、効き目が大変優れていることから、ひとつの処方として、その名を連ねるようになりました。
生薬の辛夷は、約2000年前に365種類もの生薬を上・中・下巻に分けて書いた『神農本草経』(しんのうほんぞうけい)の上巻に紹介されています。上・中・下巻はそれぞれ上薬・中薬・下薬について書かれたもので、上薬は長寿をかなえるような上等な薬、中薬は治療用に用いられる一般的な薬、下薬は毒性ももっているが薬として使える刺激のある薬(治れば使用は中止する)という意味です。肺を温め、鼻腔を通して病を散らすとされる辛夷は上薬の分類に入ります。