下痢(泄瀉)、腹痛の方
大腸湿熱による下痢(泄瀉)、腹痛
下痢(泄瀉)、胃腸カタル、消化不良、嘔吐、赤痢、急性腸炎、大腸カタル
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●肛門の灼熱感
●のどが渇く、水を飲みたがり飲むと吐く
●粘液状の便
(source)
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 六経によって急性熱病を識別し、治療する方法について説明している。→処方使用期間:1757年間
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k0964 | 30日分 | 10,778円(税込) |
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証(症状・体質)判定を望む方は
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※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。
…清法:熱邪を清解することにより裏熱を消除する治法です。
【中薬大分類】清熱剤…熱を除去する方剤です。清熱・瀉火・解毒・透熱滋陰などの効能により裏熱を改善する方剤です。
【中薬中分類】清臓脇熱剤…臓腑の熱を除去する方剤です。
熱実(ねつじつ) …証(体質・症状)が、熱証(肛門の灼熱感)、実証(体力がある)、湿証(のどが渇く)の方に適応します。
【気血津・臓腑証】
熱毒・湿熱(ねつどく・しつねつ)…清熱解毒・化湿と止ケイ・止痛の薬物からなる処方です。消炎・解毒と鎮痒・鎮痛の作用があるので、大腸炎で下痢(泄瀉)・テネスムスなどを呈するときに最も適切ですが、胆のう炎や尿路系の炎症で痙攣(けいれん)性疼痛がある場合にも使用できます。
【証(病機)】湿熱(しつねつ)
清熱止痢・和中止痛・清熱解毒・化湿・止ケイ
・清熱(せいねつ)…熱をさますことです。身体の内部の熱を冷ますことです。体表の熱の場合は解熱といいます。
・止痛(しつう)…痛みを止めることです。
・解毒(げどく)…体内に入った毒の作用を除くことです。
・化湿法(けしつほう)…湿邪を動かしたり、汗や尿などで排除する治療法です。
・湿熱(しつねつ)…体の余分な水分が熱を帯びた状態のことです。湿邪+熱邪が発病因子となったものです。
【黄芩湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈下痢〉 28歳の女性。急に発熱して悪寒があり、頭痛し、下痢して腹が痛み、渇があって水を欲する。下腹は多少張るがごとくで、下痢はますますその回数を増してきた。 そこで桂枝加芍薬湯を与えたが治らない。下痢はますますはなはだしく、裏急後重に苦しむという。これに黄芩湯を与えたところ、たちまちにして治った。 ・現代病名:下痢 |
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〈急性大腸炎〉 67歳の女性。数日前カツオの刺身を食べ、翌日嘔気と下痢が数回あった。腹痛を覚え、裏急後重があり粘血便を下すようになったという。 脈はやや沈遅、舌に白苔があり、心下部痞え、左下腹部に索状を触れ圧痛がある。現在熱はない。下痢は今日は3回ぐらいで粘血を混じ、疲労を訴えている。 黄芩湯を与えたが、翌日より気分よくなり、3日間服用して諸症全く治癒した。なお4日分服用したところ、かえって便秘となり、三黄瀉心湯をのんで通じをつけた。 ・現代病名:急性大腸炎 |
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半夏潟心湯から黄連・乾姜・人参・半夏を去って、奇薬を加えたものとも見ることができるが、方剤の意味を考える上では、むしろ桂枝加苛薬湯の桂枝を黄苓に代え、温性薬の生姜を去ったと見る方がわかりやすい。
黄苓と桂枝の入れ替えは、ちょうど黄連湯の場合と反対で、この場合は温性の芳香性健胃薬を、寒性の苦味健胃薬に代え、さらに温
性の生姜が除かれているので、方剤全体が寒性、消炎性となっている。
構成生薬はすべて収敏性であり、奇薬には鎮痛、大裏・甘草には緩和作用があるから、熱証の人の炎症性下痢(泄瀉)・腹痛には格好の方剤
と見ることができよう。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
病症症状 | 合方 | 備考 |
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利水の効能が弱いので、水分の多い下痢や尿路系炎症の場合 |
黄芩湯+猪苓湯 » |
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●主治:大腸湿熱
●効能:清熱祛湿・緩急止痛