柴苓湯(小柴胡湯+五苓散)の症例・治例

効果この症例に近い病症の方は、この方剤を用いることをお奨めします。

事例蘆溝橋・欄干(獅子の彫刻)●柴苓湯(小柴胡湯+五苓散)(さいれいとう(しょうさいことう+ごれいさん))  腎炎・ネフローゼ、肝炎で腹水を伴う場合、急性腸炎(下痢(泄瀉))または胃炎(嘔吐)、潰瘍性大腸炎!


1〈胃腸風邪〉

年齢/50歳代後半 性別/男性。
身長153cm、やや太り気味。少し吐き気がして下痢気味だが、旅行の予定があるので何とかしてくれと来店された。柴苓湯2g分包を2日分渡した。
旅行から帰って来たら、よく効いたと来店された。ただ、奥様にうつったのか、同じような症状が出たので同じ柴苓湯を2日分出した。その後、奥様にもよく効いたと言われた。

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2〈長年の胸の痛みと吐き気が解消した〉

Yさん(47歳・男性)は、少しでも食べ過ぎると胸が痛くなり、吐き気が起こるので、食後は横になるようにしていました。
Yさんは胃の底が平らになっている澤状胃だったため、少し多めに食べると腸に流れていくまで胃にためておく場所がないため、胃が動くたびに気持ち悪くなっていたのです。漢方を処方する医師を訪ねると、水はけをよくする五苓散と小柴胡湯を合わせた柴苓湯を食前に飲むように指導されました。飲みはじめてからだいぶ調子がよくなり、現在も常備薬として服用しています。

唐太宗・李世民 朱雀