六味丸(六味地黄丸)の症例・治例

効果この症例に近い病症の方は、この方剤を用いることをお奨めします。

事例蘆溝橋・欄干(獅子の彫刻)●六味丸(六味地黄丸)(ろくみがん)  排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみ!


1〈喘息〉

喘息ということで相談を受けた小学校2年生の男子。
色黒で皮膚も小児らしくなく、カサカサしており、元気がなく、こちらの質問にもハキハキとした答えをしない。
話を聞くと、夜尿症もあるため、六味丸を服用させたところ、2ヶ月ほどで喘息の発作が減り、3ヶ月ほどで夜尿症が止まりました。夜尿症が治ると同時に顔色が良くなり、活発さが出てきました。

2〈夜尿症〉

小学2年男児。
毎日夜だけでなく、昼間も、学校で尿をもらしていることが多いという。食欲もあまりなくて、カゼをひきやすく、学校をよく休む。顔色もあまり良くないし、やせている。兄弟三人の真ん中なので、上からと下からのストレスが相当あるらしい。
そこで六味丸を毎日服用させたところ、2ヶ月程たつと、体力がついて休校しなくなった。毎晩数回もらしたのが1回になって、昼間の尿もれもなくなった。半年ほど服用して、夜尿も月1回ほどとなり、そのうちになくなった。両親も喜んで続服させていた。約1年後に完治の報告があった。

3〈腰痛〉

87歳、男性。
胃の手術と前立腺の手術を経験したが、健康はすっかり安定し、定期の検診でも太鼓判を押されている。毎日40分ほどかかるところを通勤し、軽い仕事をしている。しかし、軽い継続的な腰痛、足の冷え、夜間の口渇、軽い頭重を訴えることがある。
そこで釣藤散と八味地黄丸の交互服用とし、調子がよかったが、半年のんだところで足が火照って気持ちが悪いと言い出した。そこで、八味地黄丸の代わりに六味丸とし、釣藤散と交互にのんでいるが、調子よく、苦情はなくなった。

唐太宗・李世民 朱雀