乙字湯の症例・治例

効果この症例に近い病症の方は、この方剤を用いることをお奨めします。

事例蘆溝橋・欄干(獅子の彫刻)●乙字湯(おつじとう)  痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、痔のファーストチョイス。飲む痔薬!


1〈脱肛と出血〉

治例図 40歳の女性。
体格、肉付きとも普通である。便通は良好であり、下痢もない。排便時に出血あり、腰が少々冷えるような感覚があると訴える。
いろいろ坐薬や軟膏を使用するなどしてきたが、なかなか良くならない。そこで、お客様の希望により乙字湯を単方で服用してもらった。出血状況はだいぶ良くなったが、脱肛の症状の改善は見られなかった。
そこで、乙字湯桂枝茯苓丸を合わせて使ってみたところ、出血は数日で止まったようであり、脱肛の方もいくらか縮小の傾向が見られたので、その後、補中益気湯を服用。またアルコール類や辛いものの摂取を控えるようにし、体を冷やさない、疲労回復に努めるようアドバイスした。

唐太宗・李世民 朱雀